サマータイム・ブルース
『サマータイム・ブルース』サラ・パレツキー(ハヤカワ・ミステリ文庫)

料金は一日125ドルと必要経費。報告書は作成しますが、調査方法の指図はお受けしません――夜遅くに事務所を訪れた男は、息子の恋人の行方を捜してくれと依頼する。簡単な仕事に思えたが、訪ねたアパートで出くわしたのはその息子の射殺死体だった。依頼人が被害者の父親ではないことも判明し、さらには暗黒街のボスが脅迫を……圧力にも暴力にも屈しない私立探偵V・I・ウォーショースキーの熱い戦いが始まった! 多くの女性たちに勇気を与え、励ましてきた人気シリーズの第一作。翻訳をリニューアルし、新たに解説を付した新装版で登場!(本書あらすじより)

非常にオーソドックスな正統ハードボイルド。女性私立探偵物の代表格ですね。虐げられている女性探偵が云々みたいな描写があるかと思ったら全くそんなことはなく、またヴィクの皮肉な語り口が面白いので超読みやすかったんですね、これが。というかヴィクがかっけえのですよ。
行方不明の女の子を捜し始めたら死体に出くわし暗黒街のボスから脅迫を受け依頼人は引っ込みそれでも捜査を続けるヴィク(なんてベタなんだ)。というわけで尖ったところはない作品ですが、2作目以降も読んでみようと思わせるんだからやっぱり魅力的なんでしょう。

特にヴィク周りのキャラが素敵です。協力する気骨溢れる女医ロティとか、ヴィクが保護しようとする女の子(10代って書いてたけど何歳なんですかね)とか、その女の子といい感じになる何とか言う男の子とか(こういうシチュ好き)。大の男はみんな大差なくてちょっと面白くないのですが、まぁ処女作ですし。

……とダラダラ感想を書いていますが、やっぱり突出した何かがあるわけでもないのでそんなに書くことはなかったっかな……(グダグダ)。この後シリーズ順に読むか、評判の良いものを拾うかですが、とりあえず『レイクサイド・ストーリー』は読もうかなと思います。

ところで本格以外の本って、読んでて気になるのってストーリーかキャラか雰囲気がほとんどで、そのうちハードボイルドってプロットが凝ってるとか何とか言われててもなんだかんだストーリーがそこまでぶっ飛んでるわけでもないから読みどころが……とか思っちゃう自分って根本的にハードボイルド向いてないんじゃないかな……あぁリューイン読みたい……。

書 名:サマータイム・ブルース(1982)
著 者:サラ・パレツキー
出版社:早川書房
    ハヤカワ・ミステリ文庫 104-1
出版年:1985.6.15 1刷
    1994.10.31 22刷

評価★★★★☆
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://yossiworld.blog72.fc2.com/tb.php/958-d0ee8368