ウルチモ・トルッコ
『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』深水黎一郎(講談社NOVELS)

新聞に連載小説を発表している私のもとに1通の手紙が届く。その手紙には、ミステリー界最後の不可能トリックを用いた<意外な犯人>モノの小説を高値で買ってくれと書かれていた。差出人が「命と引き換えにしても惜しくない」と切実に訴える、究極のトリックとは?読後に驚愕必至のメフィスト賞受賞作!(本書あらすじより)

えー、メフィスト賞というものを初めて読みました(京極夏彦の『姑獲鳥の夏』は読んだことあるけど)。あらすじによれば、「読後に驚愕必至」だそうです。ほほぉ、それは楽しみだ。

で、読後5分後にtwitterに載せた感想がこちら↓


深水黎一郎『ウルチモ・トルッコ』読了。うっっるあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!(どかーーーーん!!!!!!) 英)throw a book


……うん、なるほど、確かに驚愕しています。悪い意味で。
人生で「壁本」は二回経験していますが、『姑獲鳥』と『ウルチモ』であることを考えると、メフィスト賞の真の恐ろしさがひしひしと感じられます(いやいや)。


……いやまぁ、そこまで怒っているわけではないんですが、期待していただけに何とも……。また、内容的に仕方ないとはいえ、「犯人はあなただ!」の「あなた」が、読者ある「わたし」だと強く感じられない(ネタバレになるのでこうとしか言えない)のは非常にもったいない気もします。
とはいえ、この究極のトリックに至る部分が、ちょっと退屈であることは否めません。小説としてもういくぶんでも面白ければ良いんですが、そうではないし、最後のトリックが必ずしも良い意味で「驚ける」ものではない以上、わざわざ読むほどでもないのかな……というのが正直な感想です。

ちなみに、深水さんによれば、今でも本書を「バカミス」であるとは思っていないそうです。う、うん……そうですか……。それにしても、なんでこれでデビューしちゃったのかな……後の作品はすこぶる真っ当で面白いのに……。

書 名:ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!(2007)
著 者:深水黎一郎
出版社:講談社
    講談社NOVELS
出版年:207.4.5 1刷

評価★★☆☆☆
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