今日、英語の時間が終わった時にですね。名も知ら……あ、いや、その前に、今日の授業から、先生が名簿を使ってランダムに生徒を指すようになったんですよ。

今日、英語の時間が終わった時にですね。名も知らぬ男子生徒Aが(以下A)先生のところにさっそうと向かうのですよ。どうも、ランダムに指すのはやめてほしい、準備できないから、とかなんとか文句を言っているようです。

……いや、あの、大学の授業でそういう文句のある人がいるなんて思ってもみませんでした。だって別にあれですよ、指されて答えられないからって単位が来ないわけじゃないし、答えられないからって廊下でバケツ持てって言われるわけでもないのに。だいたい強制的に受けさせられる英語の授業なんだから、そこそこ緊張感があってもいいじゃないですか。寝ちゃうし。

と思いましたとさ(あ、「以下A」って書いた意味なかった)。明日はひさびさのラテン語です。予習です。わっはっは。

というわけで、現実逃避のためミステリ関連の話を。


自分の行っている大学には、もちろん大学図書館とやらがあるのですが、もちろん大学図書館にはエンタメはないのです。岩波文庫がせいぜいです。ミステリなんて、ポー以外は望むべくもありません。

……が、いくらかはあるのですよ。例えば、えーと、教授が亡くなって蔵書を全部寄贈して、【教授名】文庫、みたいな形であったりします。あとは、訳者さんが東大教授で、献本したとか。いずれにせよ数は多くありませんが、ここからが本題ですけど、古くて絶版の珍しいものもあったりするのですよ。

この間ガサガサ探してみたら、ポケミスが5つと創元推理文庫が10弱出てきました。ハヤカワ・ミステリ文庫は……うーん、どうもないようですね。
せっかくなので、創元推理文庫のラインナップを並べてみます。

切り札の男 / ジェームズ・ハドリー・チェイス
愚かものの失楽園 / パトリック・クェンティン
殺人機械シリーズ デストロイヤー/ハイジャック=テロ集団 / R.サピア, W.マーフィー
裁判 : ある殺人事件の解剖 / ロバート・トレイヴァー
首のない女 / クレイトン・ロースン
小鼠ウォール街を撹乱 / レナード・ウィバーリー
石器時代から来た男 / エドガー・ライス・バローズ
プラークの大学生 / H.H.エーヴェルス

……どういう一覧なんですか、これは。『首のない女』(訳者寄贈)以外は、某教授の蔵書だったようです。うーむ……『小鼠』と『デストロイヤー』が並ぶんですか……あ、いえ、正直知らない本ばっかりですけど。『デストロイヤー』はよく古書店でみかけますけど、なんかこう、名前的に。
しかし、本格ミステリ好きからすれば、やはりクレイトン・ロースン『首のない女』が読めるというのは、結構レアなんではないでしょーか。Amazonに中古がひとつも出ていないわけですし、「日本の古本屋」では世界推理小説全集版が6300円で、「スーパー源氏」も世界推理小説全集版が8000円ですよ。ということは、創元推理文庫版は一体相場はいくらで、どれだけ入手困難かが分かるってもんじゃないですか。――在学中にきっと読みます。

……とここで、よく考えると、パトリック・クェンティンを今まで自分はほとんどスルーしてきたことに気付きました。自分の中でクェンティンと言えば、『二人の妻を持つ男』の人であり、つまりサスペンス畑であり、あー、サスペンス苦手なんだよなぁ、くらいの人だったんですよ。と思いながらミスター・グーグルに聞いてみたら……え、なに、本格いっぱい書いてんじゃん!なんでも『俳優パズル』は、本格ミステリとして半端なくいい出来らあしい……ま、マジか……全然知らなかった……。まだまだ勉強不足ですねぇ。しかもクェンティン、入手困難本ばっかりじゃないですか。なんですか、Amazonで『俳優パズル』12800円とか、どれだけなめてるんじゃ。けど『愚かものの失楽園』はサスペンス寄りらしい。うーん、読もうかなぁ、どうしよう。などと考える今日この頃。


もう1つ、大学図書館にあったミステリと言えば、これ、「世界ミステリ全集」です。正直、なぜこれがあるのかさっぱり理解できないのですけど、とにかくあるんだからしょうがない。なぜか1巻の『アガサ・クリスティー集』だけないのですが、これまたどういうことなんでしょう。2巻から18巻は完備してあるのに。
世界ミステリ全集は、1972年から1973年にかけて早川書房から出た、おそらく今のところ最後のミステリ全集ですね。「全集」らしからぬラインナップが当時物珍しかったんだとか。詳しくはググって下さい。

と、いうことは!『37の短篇』が読める、ということじゃないですか!ここ数年、ポケミスで『天外消失』『五十一番目の密室』など、37のうち26くらいは復刊されたりと、なにかと注目を集めているこの『37の短篇』、数万はくだらないという(他の巻は全部安く手に入るのに。9巻だけ1万近くしますけど)希少価値もあいまって、世界で一番出来のいいアンソロジーだというウワサもあっちやこっちでちらほら聞いたり聞かなかったり。

ところでTYは、アンソロジーを読むことに非常に抵抗感を覚えます。というか、たぶんまだミステリのアンソロジーは1つも読んだことがないはず。なんというか、作家を横断していくのが嫌というか。まぁ最大の理由は、アンソロジーを読んだ場合、エクセルの読書録にどう打ち込んだらいいのか分かんないからなんですけど(笑)
といっても、これはやはり在学中には読みたいですね。嫌いとか言ってるバヤイじゃありゃあせんのです。既読の短編も、ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」、ロイ・ヴィカーズ「百万に一つの偶然」、ロアルド・ダール「おとなしい兇器」(英語でも読んだ)、ジャック・リッチー「クライム・マシン」、ロバート・L・フィッシュ「アスコット・タイ事件」と、全部で5つなんですが、確かにどれも面白かったものばかり。これを期待せずにおられようか。

ちなみに世界ミステリ全集の長編のほうは、全部で約50あるのですけど、既読はクリスティー3つと、『エジプト十字架の謎』と、『ドーヴァー4/切断』と、マクベイン『警官嫌い』だけ。なんちゅう有様。『興奮』も『寒い国から帰ってきたスパイ』も『幻の女』も未読だし、ハードボイルドに限ってはチャンドラーなんか手に取ったことすらないし。やばいやばい、おいおい手をつけねば。しっかし、1冊あたり3つ長編が入っているなら、やっぱり全部読まなきゃいけないんでしょーか……。

とりあえず、ニコラス・ブレイク『野獣死すべし』くらいは読んどきたいです。あ、でも、これって新刊で買えるはず。確か数年前に八重洲ブックセンターで、手に取ったものの、棚に戻しちゃったんでした。

……って、絶版になってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!えええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!ちょっと目を離したすきにこれかよ!早川さん在庫切れになるの早すぎでしょう!
『ハヤカワ文庫解説目録』によると、2011年1月版では在庫僅少に仲間入りし、2011年7月版で在庫切れになったようです。うぐぐぐぐ、買っときゃよかった。近くの本屋さんにまだ残ってないかしら。図書館にあるか見て、あった!と思っても大薮春彦の同名小説だったし。

ついでに言っておくと、他のネット古書店では『野獣死すべし』は普通のお値段で売っていますが、Amazonのみなぜか2000円以上の値がついています。いったい何が……。


えーっと、話がまとまらず終わらないうえ、ラテン語教科書の視線がそろそろ痛くなってきたので(風呂入ってくるから、その間待っててちょうだいな)、この辺で今日は切り上げます。
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