今年読んだ本ベストテン発表です!


1 シャーロット・アームストロング『毒薬の小壜』(1956)
2 ウィルキー・コリンズ『月長石』(1868)

3 ミシェル・ルブラン『殺人四重奏』(1956)
4 ピエール・シニアック『ウサギ料理は殺しの味』(1981)
5 アーロン・エルキンズ『古い骨』(1987)
6 エリザベス・フェラーズ『猿来たりなば』(1942)
7 サラ・コードウェル『セイレーンは死の歌をうたう』
8 クリスチアナ・ブランド『自宅にて急逝』(1947)
9 ポーラ・ゴズリング『ウィッチフォード連続殺人』(1986)
10 スタンリイ・エリン『特別料理』(1958)


だいたい、今年は読書量が激減したんですよ。予備校始まってからは17冊しか読んでいません。それにしては、なかなか収穫のあった一年でございました。特に1位と2位はねぇ、もう、名作ですよ。どっちを1位にするか1年間悩みました。同率1位にしようかと思いましたが、結局、受けた衝撃の度合いからこうなりました。しかしながら、19世紀半ばに書かれた『月長石』を黄金時代以降の作品と比べること自体がそもそも茶番なわけで。

『毒薬の小壜』は全ての人に読んでもらいたい超傑作。『月長石』はやはり訳がちょっと古いので、苦手な方もいるかもしれませんが、TYのような古臭い訳大好きっ子ならハマるはずです。どちらも最後のまとめ方が秀逸です。


今年はフランスミステリも2冊読みましたが、どちらもランクインしました。『殺人四重奏』がオシャレな傑作なら(最後の一行がかっこよすぎる)、『ウサギ料理~』はおバカな傑作です。この2つの順位も、ぶっちゃけどっちでもいいと言うか。


さらに今年は、1950年代・1960年代を多めにしてみましたが、どうもこのあたりの作品は出来にだいぶ波があります。テクニカルな作品が多めなんですが、当たりハズレが激しいというか。前評判通りだったりじゃなかったり。


5位『古い骨』は、そうとう出来が良いですが(かなり自然描写がうまい)、シリーズ作品全てがいいかは微妙なところです。うちにエルキンズの積読が大量にありますが、いつなくなることやら。

6位と7位も同着でしょうねぇ。一般的な評価は分かりませんが、個人的はツボに入りまくる作品です。同作者の本は制覇したいところ。

8位は、なんか嫌いそうな内容(親族がもめるとか)なのに、なぜあんなに面白かったのか、いまだによく分かりません。9位のゴズリングは、おそらく来年母親に合わせて読みまくるはず。


今年は短編集も豊作でした。ローレンス・ブロック『やさしい小さな手』、フリッツ・ライバー『跳躍者の時空』、ロバート・L・フィッシュ『シュロック・ホームズの冒険』、H・C・ベイリー『フォーチュン氏の事件簿』、全てオススメです。黄金時代が好きな方で、ベイリーが盲点になっているならば、ぜひ一読をオススメします。シュロック・ホームズも、ある意味レベルがめっちゃ高いですね。

で、ランキングには『特別料理』が入りました。いや、ちょっと苦手なジャンルではありますが、確かにこれは良短編集だろうなぁと。実際面白いですしね。文章がかなり巧みです。


11以下のランキング漏れは、

スティーヴ・ホッケンスミス『荒野のホームズ、西へ行く』(前作の数倍面白い)、ロバート・L・フィッシュ『シュロック・ホームズの冒険』でしょうか。


ちなみに、日本人作家は例によって冊しか読んでいませんが、 西澤保彦『七回死んだ男』は、ずば抜けて面白かったです。見つけたら買っておこう。



来年も実り大き年でありますように!良いおとしを。
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