『タクティカル・ジャッジメント2 きまぐれなサスペクト』師走トオル(富士見ミステリー文庫)

逆転無罪で連勝中の俺・山鹿善行の所に、小さな客が訪れた。おとなしそうな中学生・由衣。なんでも彼女の姉が、宝石泥棒の容疑で逮捕されたのだという。天才弁護士であるこの俺に仕事を頼みたい-まぁ、その気持ちはわからなくもないが。窃盗ぅ?殺人と違って、窃盗事件なんて地味だからヤだ。そんな俺の心を責めるように、幼なじみの雪奈が言った。「力になってあげましょう?」正直いってメンドくさいが…可愛い雪奈の頼みとあれば、俺が断るはずがない。そんなこんなで引き受けたこの依頼、それがまさか大がかりな事件の発端になろうとは。 (本書あらすじより)

逆転裁判好きなら好きだと、どっかのブログにあったのを丸呑みして、学校図書館に買わせた本の2巻。いわゆるラノベ。

主人公山鹿善行は、ほんとにあの手この手その手あらゆる手を使って、依頼人の無罪をぶったくるんですね。作者は法廷シーンがアホみたいに多いということを恐縮していましたが、やっぱり見どころは、法廷シーンでの、犯人を追いつめる山鹿の手腕なわけです。「1」の方が驚きはありましたが、やっぱりすごいです。ムチャクチャです。そして、裁判員制度(作中では陪審員制度でしたか?)なので、陪審員に向かっての山鹿のトーキングもすごいです。口じゃうまく伝えられないんですけど…。

勢いとノリで無罪を取っているようでも、そこはやっぱりミステリー、きちんと伏線も張っているし、そりゃ本格じゃないにしろ、山鹿の理論立てはなかなかきちんとしたもんです。「1」よりは確実に文章レベルもあがっていますね。

まぁ、逆転裁判好きは、絶対面白いと思います…完全に別物として、ですケド(言うまでもなく、ナルホドくんは、正義のヒーローですから)。読んでて、「ぱくっとる!」てなところもあり、結構いいです。ぜひ一読を。

書 名:タクティカル・ジャッジメント2 きまぐれなサスペクト
著 者:師走トオル
出 版:富士見書房
    富士見ミステリー文庫
発 行:2003.5. 初版
     2005 ?刷

評価★★★☆☆
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