思い出を切りぬくとき
『思い出を切りぬくとき』萩尾望都(河出文庫)

クラスの人からの借り物です。

萩尾望都さんといや、あの『ポーの一族』の方です(つくば市の図書館にあるよ笑)。んで、これはその方の書いたエッセイ集というわけです。エッセイ自体が書かれたのは1976~1986年のことですが。

まぁしかし何と言うか、非常に独特な物の見方をする方なんですね。本人はそう思っちゃいないようですが、着眼点や確かな観察力がある人なんだなぁ、という印象を受けました。

エッセイってのは2パターンあります。1つはその人が感じたことを誰もが感じるように書き、共感を求めるもの(面白い系はたいていそっち)。もう1つはその人独自の切り口で独自の見方を描き、「マ、とにかく私はこう思うのよ!」と書くもの。これは明らかに後者ですね(本人は自覚なさそうだけど)。

特に強くそう思ったのは、ファウストについて語る章でした。ほんっと、日頃からあくなき追求心を求めているかたなんですね。

とまあ久々に堅苦しく言ってみましたが、普通に楽しいエッセイ集ですので、特になんも考えないで手に取って見てください。本屋さんで立ち読みするんでもいいし(笑)まぁ、表紙買いって人もいるかもしれないけど。

書 名:思い出を切りぬくとき
著 者:萩尾望都
出版社:河出書房新社
    河出文庫 は15-1
出版年:2009.11.20 初版
    2009.12.10 2刷

評価★★★☆☆
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://yossiworld.blog72.fc2.com/tb.php/173-6d44f637