青春デンデケデケデケ
『青春デンデケデケデケ』芦原すなお(河出書房新社)

1965年の春休み、ラジオから流れるベンチャーズのギターがぼくを変えた。“やーっぱりロックでなけらいかん”―。四国の田舎町の高校生たちがくりひろげる抱腹絶倒、元気印の、ロックと友情と恋の物語。青春バンド小説決定版。直木賞、文芸賞受賞作。(本書あらすじより)

この本再読なんですけどねぇ、やっぱりいいですよ。青春小説の傑作です。なんともいえない讃岐弁を連呼する少年どもが、高校生活をロックに賭ける、という雰囲気。四国・中国地方の方言には、なんともいえない温かみがあります。

とにかく笑わせてくれます。このユーモア加減には作者へ脱帽です。ネタの嵐というべきこの本は、別に薄くもないのに一瞬で3年が過ぎる。凝った説明をしているようでさらっと流したり、あらゆるくせ者キャラ(岡下のばーちゃんとか、あはあはわんわんとか、水産加工とか。このネーミング好きです)が何やらしゃべったり。上手く伝えられないんですが。

キャラクターといえば、やっぱりバンドメンバーが最高です。筆頭はやはり冨士夫でしょう。初期設定(スーパー坊主)からしてすごいんですが、何と言っても温かい人物なんですよね。最後のシーンのセリフは、読んでてじーんと来ました。本当です。

とにかくオススメ。ミステリばっかし読んでないで、こーゆーのも読んでみなさい。

書 名:青春デンデケデケデケ
著 者:芦原すなお
出版社:河出書房新社
出版年:1991.1.16 初版
     1991.7.31 7版

評価★★★★★
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