『英仏海峡の謎』F・W・クロフツ(創元推理文庫)

英仏海峡をフランスへ向かう定期連絡船。バカンス客で満員のチチスター号の進路を横切って漂流する一艘の小型遊覧船ヨットがあった。そのハッチに頭を撃たれた男の死体、船室にはさらに別の男の死体が。どちらも死んで一時間ほどしかたっていないばかりか、二人以外にヨットの中には誰一人いなかった!海の上の密室で起こった証券会社社長と副社長の死の謎を追うフレンチ警部。(本書あらすじより)

クロフツ初読です。イギリスの黄金時代のミステリ作家ではトップクラスで超有名なクロフツですが、僕まだ読んだことなかったんです。『樽』がかなり有名なんですが、なぜか図書館になくて(泣)それで、これをとったわけです。

いわゆる、アリバイ崩しってやつです。メイントリック含めて、結構読みやすかったです。説明的だし、フレンチ警部はフツーの人間だし(もうちょっと探偵に個性をつけてもいいんじゃないでしょうか?)、作品全体にどこといった特徴がないんですが、それでもストーリーテラー、というか、作家としてうまかったんでしょうね、話の運びが。

『樽』を読み終えた後で考えてみると、むしろ『樽』より読みやすいと思います。正直なところ、あの作品は退屈でしょうがなかったので。こちらの作品の方が、まだ「退屈派」ではないと思います。

書 名:英仏海峡の謎
著 者:F・W・クロフツ
出 版:東京創元社
   創元推理文庫 Mク-3-11
発 行:1960. 初版
     1990. ?版

評価★★★☆☆
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