ドッペルゲンガー宮
『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ』霧舎巧(講談社ノベルス)

ゴシック様式の尖塔が天空を貫き屹立する、流氷館。いわくつきのこの館を学生サークル《あかずの扉》研究会のメンバー6人が訪れたとき、満天驚異の現象と共に悲劇は発動した! ……20世紀最後の新本格派、霧舎巧が島田荘司氏の推薦を受けて放つミステリフェロモン100%のデビュー作。第12回メフィスト賞受賞。(本書あらすじより)

月イチ国内ミステリ企画ではなく、サークルの企画で例によって読まされたメフィスト賞受賞作です。メフィスト賞全レビューとかいう自分的に何の得にもならない企画……つらい……。というわけでメモ程度にちゃっちゃと感想書きなぐっておきます。

仕掛けのある館!とか探偵!とかクローズドサークル!とか、そういうギミックに満ち溢れているという点では面白かったです。自分は緊張感が苦手なのでクローズドサークルはそんなに好きじゃないんですけど、この本の場合は主人公一行が閉じ込められるというわけでもなかったのも精神的にマル。金田一少年の事件簿とはやみねかおるで育ったせいですかね、このへん楽しめたの。というかはやみねかおるの某作と某作のトリックに激似では……と思ったら、某作はこれより前で、某作はこれより後でした。どういうことなの。

ただまず謎解きが長すぎる……いやいいんですよ、長いのは。ややこしければ長くなるのもしょうがないんですよ。けどこのなに、狂人の論理というのかあのへんがまずくどいし超興味ないし、そもそも館トリックも読んでいて頭痛くなってくるしつくづく向いていないですよマジで。本当にどうでもいいんだ……どうせ物理トリックをやるなら『学園島の殺人』みたいに徹底的にアホっぽい方がいい気がするな……。
主人公のサークル面々のキャラ立ちっぷりはそんなに気にならないし、主人公とサークルの不思議ちゃん系女の子がいちゃこらしているお寒いラブコメも、まぁそこまでひどくはないと思いました(良いかは別)。

うん、まぁ、これだけ感想書けばこのブログ的にはもう十分でしょう……。

書 名:ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ(1999)
著 者:霧舎巧
出版社:講談社
     講談社ノベルス キ-G-01
出版年:1999.07.05 1刷

評価★★★☆☆
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