本棚探偵の冒険
『本棚探偵の冒険』喜国雅彦(双葉社)

夢幻の本棚を求めて稀代のユーモア漫画家が帝都を走る! 大評判の傑作随筆。(本書あらすじより)

探偵小説と古書が大好きな喜国さんが、古本を買って買って買いまくるエッセイ集。自分は国内の探偵小説や戦前戦後ごろの翻訳ミステリにはからっきし興味はないので、喜国さんの購入本についてそれほど関心があるわけじゃないんですが、そういうの関係なくむちゃくちゃ面白いですよ、これは。世の中のミステリ系古本好き、いや本好きの必読書です。

とにかく喜国さんの本への愛情とこだわりがやばいのです。本好きである自分は共感しっぱなし。並び順とか函とか豆本とか、結構ビジュアル面での好みが前面に出てくるのはやっぱりという感じでしょうか。自らデザインして色々作っちゃうあたりは自分には絶対できないので、ただただ羨ましいなぁと歯噛みしながら読んでました(笑)
そんでもって文章のユーモアのキレっぷりが半端ないのです。もう笑いっぱなし。やっぱりエッセイは読んで楽しくないと。そんな楽しいエッセイで延々とミステリと古本への愛が語られるんですから、面白くないわけがないのです。まさに俺のためのごとき本。このブログを読んでいるような方であれば楽しめるんじゃないでしょうか。

あと単行本は造本も良いですよ。函帯月報、初版は蔵書票付き(なんだこのマニア向けのせこいやり方は(くそぉ俺のは3刷なんだよ))。次作『本棚探偵の回想』『本棚探偵の生還』も今年出る『本棚探偵最後の挨拶』も読みたいですが、やっぱり単行本で集めたいですねぇ。

書 名:本棚探偵の冒険(1998~2001)
著 者:喜国雅彦
出版社:双葉社
出版年:2001.12.10 1刷
    2002.02.25 3刷

評価★★★★★
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