2009.10.30 古本屋
久々に土浦の古本屋さんに行きました。『古書あやめ書房』ってとこです(ご存知?)。亀城公園の辺りですね。

文庫の品ぞろえが割と豊富(といって海外ミステリが充実してるわけではないけど)なんです。以前にグライムズを3冊(なんと200円!)買ったんですが、今日はポケミスを買いました。E・S・ガードナーです。初読なんですよ、えぇ。
というかね、なんかここはガードナーのポケミスが異常に揃っているんです。1970年代ごろのがばんばんあります。1冊が100円なんですよ(200円、と書いてあるのはひっかけらしい)。買ったのをみたら、セリフが「いらつしやいましたわ」になっとる……まあ10ページくらいでいつも慣れますが。このころの作品はみんな宇野利泰さんの訳ですね。うちにも何冊かあります。別に名訳とは思いませんが……。

他には、ブロックの泥棒バーニーシリーズのポケミスとか、あと名前忘れたけど誰かのが何冊かあったなぁ。みなさんも是非お立ち寄り下さい。4時半には閉まっちゃうかもです。
ちなみに今日買ったのは、『偽証するおうむ』と『怯えるタイピスト』です。……まあいいよね、代表作から読まなくても。
ちなみに今読んでるのは『荒野のホームズ』、その次は『骨と沈黙』の予定なので、レビューまではしばしお待ちを。

体がダルいです。とうとう弟のインフルエンザがうつったか……?
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クライム・マシン
『クライム・マシン』ジャック・リッチー(晶文社ミステリ)

またまたジャック・リッチーに手を出しました。こないだ読んだ『ダイアルAを回せ』より格段にいいです。第一短編集だからか、出し惜しみしてません。収録作品は、

クライム・マシン
ルーレット必勝法
歳はいくつだ
日当22セント
殺人哲学者
旅は道づれ
エミリーがいない
切り裂きジャックの末裔
罪のない町
記憶テスト
↑ノンシリーズ
こんな日もあるさ
縛り首の木
↑ターンバックル刑事シリーズ
カーデュラ探偵社
カーデュラ救助に行く
カーデュラの逆襲
カーデュラと鍵のかかった部屋
↑カーデュラシリーズ
デヴローの怪物
↑ノンシリーズ


「クライム・マシン」は割とストーリーが読めるんですよね。それよか、「日当22セント」「殺人哲学者」「旅は道づれ」「エミリーがいない」「罪のない町」は傑作。「日当22セント」はページをめくった1行が最高で、「殺人哲学者」は必殺ショートショート。「旅は道づれ」はタイトルが秀越。「エミリーがいない」は文句なしの傑作で、「罪のない町」はミステリ読者がいかにも好みそうです。

ターンバックル刑事は「こんな日もあるさ」が完璧。「縛り首の木」はかなり異色作です。

カーデュラシリーズは、『ダイアルAを回せ』よりも断然いい作品ぞろいです。一つ、「カーデュラの逆襲」だけよく分かんないんですが……。結局、誰が何なのか、誰が教えて下さい(汗)

最後の話は、エンディングにふさわしいでしょう。

ミステリ短編の醍醐味を味わいたい方に強くオススメします。

書 名:クライム・マシン(1958~1982)
著 者:ジャック・リッチー
出版社:晶文社ミステリ
出版年:2005.9.30 初版

評価★★★★★
青春デンデケデケデケ
『青春デンデケデケデケ』芦原すなお(河出書房新社)

1965年の春休み、ラジオから流れるベンチャーズのギターがぼくを変えた。“やーっぱりロックでなけらいかん”―。四国の田舎町の高校生たちがくりひろげる抱腹絶倒、元気印の、ロックと友情と恋の物語。青春バンド小説決定版。直木賞、文芸賞受賞作。(本書あらすじより)

この本再読なんですけどねぇ、やっぱりいいですよ。青春小説の傑作です。なんともいえない讃岐弁を連呼する少年どもが、高校生活をロックに賭ける、という雰囲気。四国・中国地方の方言には、なんともいえない温かみがあります。

とにかく笑わせてくれます。このユーモア加減には作者へ脱帽です。ネタの嵐というべきこの本は、別に薄くもないのに一瞬で3年が過ぎる。凝った説明をしているようでさらっと流したり、あらゆるくせ者キャラ(岡下のばーちゃんとか、あはあはわんわんとか、水産加工とか。このネーミング好きです)が何やらしゃべったり。上手く伝えられないんですが。

キャラクターといえば、やっぱりバンドメンバーが最高です。筆頭はやはり冨士夫でしょう。初期設定(スーパー坊主)からしてすごいんですが、何と言っても温かい人物なんですよね。最後のシーンのセリフは、読んでてじーんと来ました。本当です。

とにかくオススメ。ミステリばっかし読んでないで、こーゆーのも読んでみなさい。

書 名:青春デンデケデケデケ
著 者:芦原すなお
出版社:河出書房新社
出版年:1991.1.16 初版
     1991.7.31 7版

評価★★★★★
2009.10.24 古本屋情報!
茨城県つくば市の人に朗報です。天久保ショッピングセンターにある古本屋「学園古書センター」(名前うろ覚え)で、D・M・ディヴァインの『悪魔はすぐそこに』と『ウォリス家の殺人』を100円で売っています!!未読の方はぜひ!

……こないだ買った『ウォリス家』損した…!Σ( ̄□ ̄;)


模試も終わり、いよいよ禁断の活字に手を出したくなる今日この頃。バカモノッ!今は受験だぞよっ!
マーサ・グライムズで未だ読んでいない『「レインボウズ・エンド」亭~』を誰か譲ってくれませんかねぇ?

最近温めている考え。むしろ未訳を原書で読んじゃおう!
……という、「いや、英語の勉強だからっ!」的な言い訳を携えて本を読もうとする強硬姿勢。いや、ダメでしょう……。
やさぐれぱんだとうさぎとかめ

『やさぐれぱんだとうさぎとかめ』山賊(小学館)

知る人ぞ知る、シュールすぎて面白いマンガです。評価は分かれまして、うちでは母親にはビミョー、弟には普通、僕にはスーパーグッド、という面白い評価が出ていますね。クラスの人から借りたんですが、個人的にはツボりまくりです。

ま、30分くらいで読めちゃいますから、いっちょ手を出してみなさいよ。

書 名:やさぐれぱんだとうさぎとかめ
著 者:山賊
出版社:小学館
出版年:2009.8.11 初版

評価★★★★★
夜のフロスト
『夜のフロスト』R・D・ウィングフィールド(創元推理文庫)

流感警報発令中。続出する病気欠勤に、ここデントン警察署も壊滅状態。それを見透かしたように、町には中傷の手紙がばらまかれ、連続老女切り裂き犯が闇に躍る。記録破りの死体の山が築かれるなか、流感ウィルスにも見放された名物警部のフロストに、打つ手はあるのか?日勤夜勤なんでもござれ、下品なジョークを心の糧に、フロスト警部はわが道をゆく。大好評シリーズ第三弾!(本書あらすじより)

いやぁ、フロストをまたまた再読ですが、やっぱいいですねぇ。これを機に、ウィングフィールドをお気に入り作家に仲間入りさせます。

今回のフロストが抱える事件は、連続老女切り裂き、押し込み多数、中傷の手紙どっちゃり、執拗なる嫌がらせ、行方不明の少女、ポルノビデオ、自殺・徘徊・老衰など死体数件、街にはびこる非行青年、もろもろの書類仕事、エトセトラ。まったく、他の推理小説の探偵は、何て楽なんだろうと思わずにはいられませんね。

本作の特徴としては、流感のため登場する警官が限られており、いつもより一人一人が(少し)描き分けられていることでしょうか。また、フロストがかなり直感に頼っていることでしょうか。根拠のない捜査がいつにもまして多い気がします。逆に言うと、構成は『フロスト日和』の方がしっかりしているかもしれません。それと、下品なジョークが確かに多い……だから、ユーモアに関しては問題なし。扱う事件は、やや過激なのが多いかもしれません。

ケチをつけるなら、やっぱり構成が(ウィングフィールドにしては)甘い、ってことでしょうか。いつもの「おぉ!繋がった!」的な感動はあまりなかった気がします。また、部下役のギルモア部長刑事が、あまりフロストを慕っていないまま終わってしまった感があります。
個人的には『フロスト日和』の方がいいとは思いますが、そうはいってもかなりハイレベルな争いなので、大して大事ではないんですが。

やっぱり『フロスト気質』が読みたくなったので、買わなきゃいけないかも……。

書 名:夜のフロスト(1992)
著 者:R・D・ウィングフィールド
出版社:東京創元社
    創元推理文庫 Mウ-8-3
出版年:2001.6.15 初版

評価★★★★☆

(以下ややネタバレ感想)
... 続きを読む
2009.10.14 Σ( ̄□ ̄;)
E・D・ビガーズの『チャーリー・チャンの追跡』と、E・C・ベントリー『トレント最後の事件』の記事が消えましたΣ( ̄□ ̄;)
また書くか……
2009.10.13 今読みたい本
2年生でとうとうインフルエンザの兆しが出始めたそうです。いいぞいいぞ、ついでに3年にもうつしちまえ!(え

木曜に学校に忘れ、金曜に歩く会で存在すら忘れ、土日月と学校におきぱーであった弁当箱がようやくおうちにご帰還です。
クサイ……(涙)
これはもしや、弁当箱が腐ってるんじゃないか(汗)
間違いなく、こないだからかったクラスの某開かずの弁当箱の怨みだ……Σ( ̄□ ̄;)

3連休中、本は読まぬと誓いましたが、図書館に行かなくとも、うちにある本を再読すりゃ読めちゃうじゃん!な暴挙により、あえなく失敗。おまけに、800ページという反則的なぶ厚さの『夜のフロスト』だから、あと200ページもある……受験生はどこいったよ、ぉい。

じゃあ今何を読みたいのか、ってちょっと考えてみると…

サラ・コードウェルのなんか
『災厄の紳士』
『荒野のホームズ』
「シュロック・ホームズ」シリーズ
なぜかまだ読んでないデクスター作品『ニコラス・クインの静かな生活』
キャロリン・G・ハートの作品(未読)
クリスチアナ・ブランドの作品(未読)
いやむしろ、グライムズの『レインボウズ・エンド云々』
いやいや、ジャック・リッチーの短編も捨て難い
いやいやいや、硬派にレジナルド・ヒルでも読みたいね……まだ一つしか読んでないし
それよか……

やめとこう、キリがない(-.-;)
面白かった作家を一作品しか読んでないってのがあるんだよなぁ。あ、ヤッフェとかポーターも読みたいし。
来年がんばります、うん。

今日はこの辺で。
2009.10.09 歩く会♪
歩く会だけに歩きましたよ~、27キロ!!
あ、足が痛い……(+。+)
たった27キロといやたったですけどね。水戸一や並木は夜通しですから(-.-;)

しかし、楽しかったですp(^^)q
途中、クラスの人の家に寄ってナシ食べたりね。みんなとかなりしゃっべったりね。

クラスみんなで歩こうという作戦は序盤すでに崩壊。スタート直後から男女がすでにやや離れている…Σ( ̄□ ̄;)ちょっ。今日はいっぱい顔が見れると思っていたのに……。連絡不行き届きですな。

続いて男子もすぐさまβ崩壊。原因はクラスのI君がクラスの彼女のKさんと歩いたためです。なっ……テメェ言い出しっぺだろーが( ̄▽ ̄;)

E組は20人以上でゴールしたんですね……。おめでとうございます。

5時前に学校に帰り着きましたが、かなり後ろ組です。D組男子は3年ビリ付近を独占しとりました。うーむ。つーか、ビリはI君&Kさんなんですかい。

終わった後、サイゼリアに行こうとしてたんですが、僕はエレクトーンの練習で泣く泣く帰宅。時間の都合でバスのつもりが自転車帰宅。つ、疲れた……。

明日の英語課外は、出席するかは未定。どーしよっかな。大変そうだしな。日本史やるべか。

今日はこの辺で。
台風が明日には富山あたりを直撃するようですね。茨城県は、まあたいしたことないでしょうが、小中学校は明日は県内全ておやすみだそうです。

……ってなんでだよ。栃木や群馬は一部学校のみらしいぞ…今のところ。被害はそっちのほうが大きくなるだろうに。
茨城の教育委員会は、よっぽど神経質なんでしょうかねぇ。

んで、高校はというと、県立は休みになるのは数校だけ。もちろん、一高は含まれてないね!トーゼンだね!
まあ、休みになりゃ、春休みがぶっつぶれますからね。一応、先生は「気をつけて来て下さい」っていうだけですよ。そんなもんですよ。

さてさて、先月ディヴァインの『災厄の紳士』が創元さんから出ましたが、まだ読んでないんですね。ってか、買ってすらいないし。早く読みたいんですが、やっぱり勉強もしなくちゃね……と。
このブログ読んでる人でもう読んだ人いませんか?よければコメントに感想なんか書いていってくれるとうれしいです(^O^)

今日はこの辺で。
女占い師はなぜ死んでゆく
『女占い師はなぜ死んでゆく』サラ・コードウェル(ハヤカワポケミス)

黒一色に装飾した居間で、彼女は死んでいた。死体を見守っていたのは、数羽の不気味なカラスだけ─静かな村の平和を破ったのは、突然引っ越してきた予言者イザベラだった。彼女の存在は村の人間関係に微妙な影を落とす。そんななか、老婦人レジャイナは彼女の予言をもとに株取引をするが、レジャイナの姪ジュリアはそれが悪質なインサイダー取引であることに気づいた。事件の臭いを嗅ぎつけたジュリアはテイマー教授に泣きつくが、推理を凝らす間もなくイザベラに不可解な死が……。名探偵テイマー教授、十年ぶりの華麗な推理!惜しくも世を去った女流本格、最後の作品(本書あらすじより)

サラ・コードウェル初読です。いやあ、これは面白かったですね。今年度読んだ中では、ベストテンは固いでしょう。あらすじに「インサイダー取引」なんて単語があるせいで、最初ちょっと躊躇したんですが、実際インサイダー取引はそれほど大事じゃなかったのね。

主人公ヒラリー・テイマー教授は、年齢はおろか、性別まで不明という珍しい探偵です。オックスフォードの教授をやっているようですが、あまり熱心とは思えませんねぇ。元教え子たち5人がが事件についてごちゃごちゃ言い、最終的にテイマー教授がばっさり真相を下す……というのがシリーズの流れらしいですね。

何が良かったかって、まず物語構成が非常に優れていることです。占い師の事件と、銀行の事件が、予想以上にうまく繋がっています。最初は簡単かも……と思っていたんですが、どうやらある程度まではわざと読者が気付くように作ってあるみたいで、見事に裏切られました。ややデクスターを彷彿とさせるような二転三転する推理がなかなか面白く、結局メインの真相も意外性抜群ですばらしいですね。

また、微妙なユーモアが常に感じられるんですが、これがまたセンスがいいんですね。原作が英語だけに訳し切れていない部分もあるようですが、そんなこと気にしちゃいけません。

今回、頻繁に手紙によるやり取りが行われます。というか、占い師関連の事件は全て手紙で話が進行しますが、こんなに手紙を上手く小説に取り入れているのはめったにないですね。非常に生き生きとした手紙文が読みやすく、なおかつ伏線がちりばめられているという高度なテクニックです。

登場人物も魅力的です。教え子5人がよく描かれており(特にジュリアがいい)、関係者もみな、キャラクター的に楽しい人物ばかりです。性別すら分からないわりには、意外と性格付けがきちんとしているテイマー教授も安楽椅子探偵としては調度いいでしょう。個人的には、女性なのかな、という印象を受けましたが。

日本ではコードウェルがあまり取り上げられないのが残念ですね。もっと有名になっていい方だと思います。

書 名:女占い師はなぜ死んでゆく
著 者:サラ・コードウェル
出版社:早川書房
     ハヤカワ・ポケット・ミステリ1702
出発日:2001.5.15 初版

評価★★★★★
テストも終わって、ホッと一息なヨッシーです。今日は土浦花火ですねー。去年は何人かでいったんですが……今年は遠慮する、ということで(¨;)

まずは本の話題。昨日から読み始めたのが『女占い師はなぜ死んでゆく』(サラ・コードウェル、ポケミス)です。なかなか期待できそうな僕好みの作品です。

ところで、我らが一高には俗に言う三大行事が。文化祭・体育祭、&歩く会です。歩く会のような行事で県内で有名なのは水戸一高と並木高校ですね(水戸一は『夜のピクニック』ってタイトルで映画にもなってます)。まあうちらの高校は夜通し歩いたり、仮眠したりはしませんけど(汗)
来週いよいよ歩く会がありまして。なんと今年の2年生は開拓精神をもって新たなルートを開拓してしまったとか(フロンティア!)。30キロと、去年よりやや多めです。今年最後の行事で楽しみですが、足痛くなるんだよな……Σ( ̄□ ̄;)

そういえばインフルエンザの話題が県南地域で盛り上がってますね。栄進では、1年のあるクラスで19人ぶっ倒れたとか。知り合いもかかってたそうで、心配です。

以上!勉強しなくちゃ…(-.-;)
ダイアルAを回せ
『ダイアルAを回せ』ジャック・リッチー(河出書房新社)

ジャック・リッチー初読です。今ミニ連作大会に参加してて、その最初の一文がリッチーから取られていたので読んでみた次第。

とにかくツブぞろいの良作短編集だと思います。O・ヘンリーらしいなんて意見を聞きますが、まあ数編しか読んだことがないので何とも言えません。それよりも、星新一に似ている印象を受けました。全編、独特のユーモアとキレのある文体が特徴です。ちょっとひねったミステリ短編の面白さを伝えるには最高の一冊です。あと2つ出ているので、そちらもぜひ読みたいですね。

話は3種類に分けて入っており、ノンシリーズ・吸血鬼カーデュラ探偵シリーズ・ターンバックル刑事シリーズがありますす。ノンシリーズは全て傑作ですね。ツイストの効いたいい短編ばかりです。他にオススメなのはターンバックル刑事シリーズ。平凡な真相のはるか先をミステリの常套に沿って推理していくターンバックルが笑わせます。

収録作品は以下の通り。ノンシリーズ→カーデュラ→ターンバックルの順で入っています。

「正義の味方」
「政治の道は殺人へ」
「いまから十分間」
 これは面白かったです。まるで星新一らしい展開とオチ。ちょっと先は見えますが、十分に楽しめます。
「動かぬ証拠」
「フェアプレイ」
 この2編は、まさに短編でしか味わえない面白さでしょう。「フェアプレイ」のネタは、リッチーが好んで使うみたいですね。
「殺人はいかが?」
「三階のクローゼット」

「カーデュラと盗癖者」
「カーデュラ野球場へ行く」
「カーデュラと昨日消えた男」
 カーデュラシリーズは、リッチーの中では割ときちんとしたミステリです。一番良かったのは「昨日消えた男」ですかね。構成がしっかりしています。

「未決陪審」
「二十三個の茶色の紙袋」
「殺し屋を探せ」
「ダイアルAを回せ」
 上二つはかなり面白かったと思います。ターンバックルは全て良作で、いずれもミステリをうっちゃった感じがいいですね。「ダイアルAを回せ」はお気に入り。セリフの「手をたたく~」のくだりは面白過ぎる。

「グリッグスビー文書」
 ターンバックルの元になったバックル刑事シリーズ。一番まともなミステリ短編で、そのせいで本全体の印象にはそぐわない感じがありました。

とにかくオススメ。気楽に読める一冊です。

書 名:ダイアルAを回せ
著 者:ジャック・リッチー
出版社:河出書房新社
出版日:2007.9.30 初版

評価★★★★☆