(2015.11.29 更新しました)
(2016.04.09 更新しました)
(2017.01.14 更新しました)
(2017.07.09 更新しました)
今月のアクセス解析を見たら、フランス・ミステリ関連で検索していらっしゃる方がわりと多いなということに気付きました。最近は月1冊は読むようにしていますけど、まだまだ代表的なところで読んでいないのがいっぱいありますからね、何にも偉そうなこと言えないんですが。
でもここらでちょっと感想記事だけまとめちゃってもいいんじゃないかなと思ったわけです。自分も便利だし。というわけで、作家と作品名のインデックス(リンク付き)を作ってみました(うわぁホームページっぽい)。今後も読んだら追加していく予定です。なお、フランス語圏すべて含んでいます。ベルギーとか。若干ミステリっぽくないのも含まれています。
しかしいざリストにしてみたら、ほんと読んでないもんですね……が、頑張ろう。あと過去の感想見たら、いまだって文章へたっぴですけど、さらにひどいレビューばっかりで頭痛くなりました。過去は適度に振り返りましょう。ちなみに評価の星も書いてありますが、あくまで読んだ当時の感想ですので、そこらへんいい加減に見て下さい。どうせ星4つばっかりだからたいして参考にもならないし。だいぶ好みも変ったからなぁ。
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2017.02.13 蔵書目録
また3ヶ月ぶりに蔵書目録更新。個人的に出先で参照するためのものです。前々回(2012.07.27)は267冊、前回(2012.10.28)が324冊で、今回(2013.01.18)が384冊……増加率がどんどん上がっているような……。
(さらに2013.03.03に更新、434冊)
(さらに2013.07.12に更新、484冊)
(さらに2013.10.14に更新、513冊)
(さらに2014.01.10に更新、558冊)
(さらに2014.05.06に更新、598冊)
(さらに2014.09.10に更新、628冊)
(さらに2014.12.15に更新、666冊)
(さらに2015.07.09に更新、696冊)
(さらに2015.10.13に更新、704冊)
(さらに2016.02.05に更新、711冊)
(さらに2016.05.02に更新、735冊)
(さらに2016.10.04に更新、775冊)
(さらに2017.02.13に更新、)

今後も使うと思うので、ちょくちょく追加していく予定です。なお、ミステリ・SF限定となっております。
この中で、ぜひ感想が見たい!なんて本があればコメントでお知らせください。ちゃんとすぐに読みます。

追記に、著者名あいうえお順

【2016.10.05 ~ 2017.02.13の間の新規購入本】
今回の新規追加分です。買う本の数は前よりは確実に減っているのですが、でも増えているので、順調に800冊を超えました。おかしい……セーブしているのに……。
今回は全体的に小粒です。一番買えて嬉しかったのはマクリーン『北極基地/潜航作戦』、ボアロー、ナルスジャック『青列車は13回停る』でしょうか。探し始めてからかなり時間かかりました。大物は何といってもストルガツキー兄弟『幽霊殺人』です。500円でした(ドヤ顔)。
また面白本として、ブックオフで買ったジム・トンプスン『荒涼の町』なのですが、この写真をご覧ください。

刑務所

ジム・トンプスンに、この組み合わせ、というのが最高じゃないですか?
例によって、この本の感想を早く見たい!などのご希望があればコメント欄にてお知らせくださいませ。読みます。



776 リヴァーサイドの殺人 キングズリイ・エイミス 2016.10.15
777 明日に賭ける ウィリアム・P・マッギヴァーン 2016.10.15
778 ダウンタウン エド・マクベイン 2016.10.15
779 魔力 トニイ・ヒラーマン 2016.10.15
780 おいしい殺人教えます 桜井一 2016.10.29
781 高貴なる殺人 ジョン・ル・カレ 2016.10.30
782 歌う白骨 オースチン・フリーマン 2016.10.30
783 帰ってきたイモジェーヌ シャルル・エクスブライヤ 2016.10.31
784 オルゴン・ボックス P・F・カンパニーレ 2016.10.31
785 マイアミ沖殺人事件 デニス・ホイートリー 2016.11.12
786 一角獣をさがせ! マイク・レズニック 2016.11.12
787 ロンリーハンター ヘイスティングス第一の事件 コリン・ウィルコックス 2016.11.12
788 定吉七は丁稚の番号 東郷隆 2016.11.20
789 ザ・スクープ A・クリスティー/F・W・クロフツ他 2016.11.28
790 ホテル・カリフォルニア アラン・ラッセル 2016.12.09
791 このミステリーがすごい!2017年版 『このミステリーがすごい!』編集部 2016.12.09
792 沈黙の声 トム・リーミイ 2016.12.21
793 青列車は13回停る ボアロー、ナルスジャック 2016.12.21
794 夜の熱気の中で チェスター・ハイムズ 2016.12.21
795 本格ミステリこれがベストだ! 2002 探偵小説研究会 2016.12.23
796 コマドリの賭け 下 ジョー・ネスボ 2016.12.31
797 北極基地/潜行作戦 アリステア・マクリーン 2017.01.03
798 蛾 ロザリンド・アッシュ 2017.01.05
799 魔女の館 シャーロット・アームストロング 2017.01.07
800 メグレと火曜の朝の訪問者 ジョルジュ・シムノン 2017.01.07
801 メグレ、ニューヨークへ行く ジョルジュ・シムノン 2017.01.07
802 ドラゴン殺人事件 ヴァン・ダイン 2017.01.18
803 幽霊殺人 ストルガツキー兄弟 2017.01.21
804 J’sミステリーズKING & QUEEN 海外作家篇 相川司、青山栄編 2017.01.30
805 ハワイの気まぐれ娘 カーター・ブラウン 2017.01.31
806 新生の街 S・J・ローザン 2017.02.04
807 春を待つ谷間で S・J・ローザン 2017.02.04
808 荒涼の町 ジム・トンプスン 2017.02.04
... 続きを読む
2016年上半期に観た映画の感想、続きです。


日の名残り
『日の名残り』ジェームズ・アイヴォリー監督(2016年5月2日)
カズオ・イシグロのベストセラー小説を『最終目的地』のジェームズ・アイヴォリー監督が映画化した文芸ドラマ。自らの職務に忠実なイギリス人の老執事と女中頭の心の交流を綴る。主演はアンソニー・ホプキンス。

基本的に原作に忠実です。ただ、小説の方がはるかに好きなのは、スティーブンスの一人称こそがこの作品そのものの良さだからでしょう。また映画のスティーブンスは小説よりも分かりやすく、というか感情がもう少しあらわになっています。最後の鳩の描写も悪くないと思いますが、原作のラストの方がはるかに良いと思います。
評価★★★☆☆


シーラ号の謎
『シーラ号の謎』ハーバート・ロス監督(2016年5月15日)
妻をひき逃げされた映画プロデューサーは犯人探しをするために妻と親しかった6人を呼び寄せ一艘の船で出港する……。

ミステリ映画としてよく名前が上がる作品ですが、確かにこれは名作でしょう。すごい。
てっきり『そして誰もいなくなった』タイプのミステリなのかと思ってたら、純然たる犯人当てでした。プロットがめちゃ複雑な上に、伏線がこれまためちゃしこまれているので、相当頭使いながら観なきゃいけません。とにかくすみからすみまで非常によく出来ていて、謎の明かし方や手がかりの提示の仕方まで絶妙。冒頭のアレとか超好きなんですけど。
評価★★★★☆


ワールズ・エンド
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』エドガー・ライト監督(2016年5月21日)
エドガー・ライト監督によるSFアクションコメディ。“ひと晩に5人で12軒のハシゴ酒”をするべく郊外の街に戻って来たアラフォー男たち。だが、街の人々は何者かに操られており……。

もうめちゃくちゃだなって思いました。以上です。
いやねー、『ショーン・オブ・ザ・デッド』はゾンビコメディでやや苦手、『ホット・ファズ』はポリスムービーコメディといいつつかなり面白い傑作ミステリ映画というのが自分の中での評価なんですが、これはその中間くらいかな。メイキングで言われていた今回の敵・ネットワークはゾンビ+近隣監視同盟、ってのがすごく分かりやすいです。
で、この3作の中では、圧倒的に話の筋がないんです。中盤もめちゃくちゃ。終わりもめちゃくちゃ。だから正直、もう少ししっかりした話にまず仕上げて欲しかった、と思わなくもありません。
評価★★★★☆


十戒
『十戒』セシル・B・デミル監督(2016年5月25日)
ハリウッド創世期から70本以上のスペクタクル映 画を次々と製作・監督してきたデミル監督が、生涯の情熱を傾けた映画史上最大のスペクタクル巨編。題材を聖書に求め、前半は知られざるモーゼの出生から成 長を描き、後半は特撮を駆使して忠実に預言者モーゼの波乱万丈を描く。特に紅海が真っ二つに割れるシーンは映画史上空前の迫力である。

仕事で必要だったので観ましたが、これなんと230分もあるんですよ。3時間50分ですよ。しかも1956年の映画の3時間50分ですから、かったるいことこの上ないんですよ。こちとらそんなにヒマじゃないんですよ。
というわけで2倍速、途中からは3倍速で観ましたが、おかげで逆にテンポよく観られてある程度は面白かったです。やっぱり金のかけ方が違うので豪華ですしね。特撮と言うかなんというか、海が割れたり神が語りかけてきたりなどのシーンのチープさもご愛敬ということで。
評価★★★☆☆


ムーンライズ・キングダム
『ムーンライズ・キングダム』ウェス・アンダーソン監督(2016年5月26日)
『ダージリン急行』のウェス・アンダーソン監督による異色コメディ。60年代のとある島を舞台に、ボーイスカウトに所属する少年と同い年の少女の逃避行と、彼らを追う大人たちの姿を描く。ブルース・ウィリス、ビル・マーレイら豪華スターが共演。

我が偏愛映画ベスト10には入るであろう『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督による作品。観始めた瞬間から、このつくり物・まがい物感のある窮屈でおもちゃ箱みたいなセットに早速やられます。くぅぅ好きだ。観終わって最高に幸せになります。好きな人は絶対に好き。おとぎ話めいた世界での駆け落ち逃避行がたまらなく良いのです。ウェス・アンダーソンの凝り性っぷりが、子どもをメインに置いたことでいい方向に出たような気がします。
ただ、この監督の作品はおそらく全てそうだと思うのですが、観ていて観客もがんじがらめになるような不自由さがあるのも事実。合わない人には一切合わないと思います。そういう意味では、『グランド・ブダペスト・ホテル』はかなりキャッチ―だったんだなぁと(だからみんな見よう)。
評価★★★★★


ファイト・クラブ(映画)
『ファイト・クラブ』デイビッド・フィンチャー監督(2016年6月5日)
不眠症に悩む若きエリートのジャック。彼の空虚な生活は、謎の男タイラーと出会ってから一変する。自宅が火事になり、焼け出されたジャックはタイラーの家へ居候することに。「お互いに殴り合う」というファイトにはまっていく二人のもとに、ファイト目当ての男たちが集いあうようになる。そして秘密組織“ファイト・クラブ"がつくられた!

ミステリ映画としても名高い作品。ぐぁぁそう来たか、とまず唸ります。映像トリック的にはかなりせこい(というかアンフェア)んだけど、それでも全てが明らかになるシーンの衝撃がとてつもないのです。エドワード・ノートンは何であんなに目の感じだけで雰囲気をがらっと変えられるの? 天才なの?(そうです) ちょいちょいCGっぽいところとか、非現実的(完全に現代社会のはずなんだけど何となくSF世界か世紀末感がある)なところとかも好き。
ノートンといえば『真実の行方』もミステリ映画としては有名で、こちらの方が驚きは強かったのですが、映画全体の凄味は『ファイト・クラブ』の方が上でしょう。今度はノートン映画で『幻影師アイゼンハイム』でも観ようかなぁ。絶対面白いでしょ。
評価★★★★☆


ホット・ファズ
『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(2016年6月12日)
『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督、サイモン・ペッグ主演のアクションコメディ。左遷されたエリート警官とお人好しの若手警官が残虐事件に立ち向かう。

『ワールズ・エンド』のついでに再聴。
このブログを読んでいる人で、まだ『ホット・ファズ』を観ていない人がいますか? いますね? はいすぐに観ましょう。マイベストミステリ映画トップ5には入るド傑作です。四の五の言わずに観るんだ。そして笑って、うわぁ英国人って変にグロいの好きだねぇと若干引いて、真相にのけぞって、ラスト30分の銃撃戦に大笑いするんだ。
カメラワークとかセリフ回しとかも本当に完璧。なんでこんなにスタイリッシュに面白く撮れるんだろう。すごい。
評価★★★★★


ズートピア
『ズートピア』リッチ・ムーア監督、バイロン・ハワード監督(2016年6月16日)
動物たちの“楽園”を舞台にした感動アドベンチャーアニメ。“楽園”ズートピアで、ウサギとして初の警察官になったジュディが、与えられた48時間で行方不明事件の捜査に挑む。

今年のディズニー映画。あんまり評判いいので観に行きましたが、正直かなりなめてましたよ。はいはいディズニーね、ちょっとミステリしてるからってみんな騒いでるんでしょ。
と思ったらマジで超面白かったのでほんとごめんなさいって感じですはい。ディズニーすげぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
本格ミステリではなく、警察小説、バディもの、としての面白さです。新人女刑事(ウサギ)と詐欺師(キツネ)が街に隠された秘密を暴くのです。俺、こういう登場人物を端役にいたるまで丁寧に使いまわしていくタイプの話が超好きなんだよ……プロットいい……。
もう公開は終わってしまいましたが、いやーディズニー馬鹿にしてちゃダメですね。これは素直にオススメ。
評価★★★★☆
7月10日まではかなり忙しいので更新が止まりがちになるとは思いますが、ご了承ください。
さて、今年は比較的映画を観ているんです。観てるといっても数作ですが、全体的にわりとミステリ寄りだったので、上半期分をここでとりあえずまとめておこうと思います。忘れちゃうしね、何を観たか。長いので何回かに分けます。
ちなみにベストは『リザとキツネと恋する死者たち』。これはもう圧倒的ですね。超おすすめです。
なお、あらすじは適当に映画紹介サイトやAmazonから引っ張ってきました。


007 スペクター
『007 スペクター』サム・メンデス監督(2016年1月19日)
メキシコでの休暇中に起こした不祥事により、全ての任務からはずされたボンド。Mの監視から逃れ単独でローマへと赴く。そこでボンドは殺害された悪名高い犯罪者の未亡人であるルチア・スキアラと出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。その頃、ロンドンでは新国家保安センターの新しいトップ、マックス・デンビーがボンドの行動に疑問を抱き、Mが率いるMI6の存在意義を問い始めていた。ボンドは秘かにマネーペニーやQの協力を得ながら、スペクター解明の手がかりとなるかもしれないボンドの旧敵、ホワイトの娘マドレーヌ・スワンを追う。死闘を繰り広げながらスペクターの核心部分へと迫る中、ボンドは追い求めてきた敵と自分自身の恐るべき関係を知ることになる――。

弟曰く、これまで観た007の中で一番面白かったとのことなので、自分も観に行きました。ちなみに初007です。いいのかこれで。
メキシコの死者の日を初めて動画で観てテンションあがって、モリアーティ登場にテンションあがりました(最後までモリアーティでした)。あと基本的に最初から最後までQに萌える映画ってことであってますよね(思い返せば思い返すほど、Qかわいい以外の感想が出てこない)。
まぁでもやっぱり007って頭空っぽにして観る男性向けの映画なんでしょうかねー。突っ込みだしたりするとキリがなさそう。女性の扱いとか。ボンドの考えなしの行動とかそういう。
評価★★★★☆


リザとキツネと恋する死者たち
『リザとキツネと恋する死者たち』ウッイ・メーサーローシュ・カーロイ監督(2016年1月27日)
日本の恋愛小説と、彼女だけに見えるユーレイ日本人歌手"トミー谷"が心のよりどころのリザ。30歳の誕生日に住み込み先の元日本大使未亡人に許可をもらい、素敵な出会いを求め外出している間に未亡人が殺害されてしまう! 刑事ゾルタンが捜査を命じられるが、リザに殺人の気配はない……。恋に恋する彼女が巻き込まれる連続殺人事件。その影にチラつくキツネの呪い……。果たして孤独なリザに幸せはやってくれるのか――。

傑作です。これはもう皆さん観ましょう。めっちゃどストライクだったというのもありますが、もうね、監督頭おかしいんじゃないかと。すんごいキワモノなんですけど、これが超はまるのです。『グランド・ブダペスト・ホテル』を観た時の興奮に近いのですが、あれよりも映画の意味不明度がかなり高いです。
とりあえず予告編を観てみましょう。どうですか、既にちょっと変でしょう。ところが実物はもっと変なのです。日本もフィーチャーされまくってますがむちゃくちゃです。登場する楽曲からしてもう謎の日本歌謡ばっかりですからね。ぜひこの面白さをですね、体感してもらいたいなと。本当に。お願いだから。
評価★★★★★


オデッセイ
『オデッセイ』リドリー・スコット監督(2016年2月17日)
人類による有人火星探査ミッション<アレス3>が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニーは暴風に吹き飛ばされ、死亡したと判断される。しかしワトニーは奇跡的に生きていた。独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後。サバイバルに不可欠な食糧も酸素も水も絶対的に足りない。そのあまりにも過酷な現実を直視しながらも、ワトニーは決して生き延びることを諦めなかった。やがてワトニーの生存を知って衝撃を受けたNASAや同僚のクルーは、地球上のすべての人々が固唾をのんで見守るなか、わずかな可能性を信じて前代未聞の救出プランを実行するのだった……。

身も蓋もないことを言うと、原作の方が面白かったという理由で若干印象が悪いです。いや別に悪くないんですよ。ないんですけど、原作の方が100倍面白いんですよ。
ただ、とりあえず何かストレスなしに観られるちょうどいいやつない?って聞かれたらおすすめしたい、いい映画。こんなにサスペンスっぽい題材なのに、本当に緊張感がないのです(いい意味で)。音楽の使い方もすごく上手かったですね。原作の後半をかなりはしょっているので、未読の人はぜひ小説版も。
個人的に一番ツボったのは、エルロンドの会議にボロミアがいたことです。グロールフィンデルを誰かが名乗りを上げた時に(えらいマニアックなチョイスだ)、お前そこで言えよー!って思いながら観てました。

なお、映画にはなかった原作の好きなシーン
①おっぱい(ほのめかされてはいた)
②ワトニーがアレス4に着いて走って転ぶところ
③ルイス船長が一緒に寝るよう言うところ

評価★★★☆☆


モネ・ゲーム
『モネ・ゲーム』マイケル・ホフマン監督(2016年3月17日)
印象派の巨匠モネ。その代表作「積みわら」の連作には、消えた1枚が存在した……。
英国の美術鑑定士ハリー(コリン・ファース)は、その消息不明のモネの名画を使った大掛かりな贋作詐欺を企てる。完全犯罪に必要なのは、完壁な贋作と、持ち主を演じる美人の相棒PJ(キャメロン・ディアス)と、カモになる億万長者(アラン・リックマン)。成功必至の計画だったが、相棒PJがその天然すぎる性格で、次々と計画を変えてしまう。全く想像もつかない怒涛の展開に焦るハリーも大暴走、贋作の鑑定を第三者に奪われるという大ピンチに! 果たして、一発逆転なるか!?

アラン・リックマン、亡くなっちゃいましたね……悲しい……。
内容は程よいコメディクライム。騙し方も意外とクールで、悪くない作品でした。
評価★★★★☆


純黒の悪夢
『名探偵コナン 純黒の悪夢』静野孔文監督(2016年4月18日)
阿笠博士とともに東都水族館にやってきたコナンたちは、ケガをして記憶をなくした女性と出会う。彼女の瞳は左右で色が違うオッドアイ。その風貌と雰囲気から、灰原は女性が黒ずくめの組織の人間ではないかと疑う。しかし、少年探偵団は自分たちで女性の記憶を取り戻そうと大はりきり、女性と観覧車へ乗り込んでしまう。実は女性は前夜に警察庁に侵入、警察がつかんでいるスパイのリストを盗み、逃亡中に事故を起こした犯人だったのだ。しかも、黒ずくめの組織が女性を奪い返そうと迫ってきていた!!

観終わった瞬間から笑いが止まりませんでいた。というか実際ラスト20分くらい、爆発音を聞きながらずっと笑ってました。こーれーはーひどい!(大笑) ありえないほどツッコミどころはありますが、とりあえず『業火の向日葵』の100倍は面白いです。っていうか近年の中では一番面白いかも。コナンって謎解きをゼロにするとここまですごいのが出来るんだな……。
正直、無限につっこめますが、スペースもないので省略。ただ、毎年コナンを劇場に観に行っている人としては、今年は大当たりでした。まだまだ出来るもんですね、劇場版名探偵コナンも。次回は宇宙にでも行きましょう。
ちなみに誰も言ってくれていませんが、今回のMVPはドンズべりしてた阿笠博士だったのでそこはもっと評価してあげましょう(ちなみに観客が一番笑ったのも阿笠博士によるワンシーンなのでそこも評価してあげよう)。
評価★★★★☆


世紀末の魔術師
『名探偵コナン 世紀末の魔術師』(2016年4月21日)
怪盗キッドから“インペリアルイースターエッグ”を狙うと予告状が届く。コナンたちは早速大阪へ向かうが、逃走中のキッドが何者かに撃たれ…。

なぜか唯一観ていなかったコナンの過去作。これでようやく全20作品観たことになります。
この頃のコナンはちゃんと謎解きするし、フーダニットあるしで、マジで良心的で面白いですね……。若干ばたばたしているし、ラストが尻すぼみですが、キッドの扱いも上手いことやっていて、そこそこ上出来の部類だと思います。
評価★★★★☆


ベイカー街の亡霊
『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』(2016年5月3日)
バーチャルリアリティ空間で遊ぶ新型体感ゲームシステム「コクーン」が完成し、コナンたちはその披露パーティに招待される。だが、現場では開発責任者が殺される事件が発生、解決の鍵はゲームの中にあるとにらんだコナンは、ゲーム空間として用意された、切り裂きジャックの恐怖に包まれた19世紀末のロンドンへ。

観るのは2回目かな……? コナン映画史上でも屈指の出来の作品です。
やっぱりね、バーチャル空間でのアクション&謎解き、という展開が超楽しいわけです。工藤優作が探偵役となり捜査する現在パートも、こちらは倒叙ですが、しっかりと作っているし。謎解きに隙が無くツッコミどころもない、なんてことは、ま、いつも通りないわけですが、それでも謎解きとアクションのバランス、およびシチュエーションの魅力が大きい、傑作だと思います。
ところで最初に観た時からずーっと、「諸星くん一番タチ悪いやつだったのに……」と言う悲しさを感じ続けています。
評価★★★★★


漆黒の追跡者
『名探偵コナン 漆黒の追跡者』(2016年5月4日)
東京、神奈川、静岡、長野で6件の連続殺人事件が発生。警察の捜査会議に参加したコナンは、そこで刑事に変装した黒ずくめの組織のメンバーを発見する。

劇場で観て以来2回目。最初に観たときよりはマシでした。というか最初に観たときはDAIGOの吹き替えが気になって気になって……げふんげふん。でもやっぱりラストがむちゃくちゃですし、黒ずくめのメンバー“アイリッシュ”はどの警察官に変装しているのか?という謎を前面に出すからには、伏線の仕込みもちゃんとやって欲しいです。変装を見抜くポイント、ぬるすぎません? おまけに殺された人たちもかわいそうだし。60%くらい『純黒の悪夢』とかぶってるような……。それにしても蘭姉ちゃんの劇場版における戦闘員化がハンパないですね。
評価★★★☆☆


探偵たちの鎮魂歌
『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』(2016年5月28日)
コナンの正体を知る謎の黒い影にコナン、平次たちが決死の戦いを挑む。小五郎とコナンたちは謎の招待を受け、ある巨大な城へ向かうが……。

映画館ぶり2回目。10年前に映画館で観た時には、結局最後まで誰が犯人で何が起きたのかすらよく分かっていなかったのですが、今回ようやく全てを理解できました。といってそんなに評価が上がるわけではないのはなぜだろう……。悪くはないんですけどね、なんか10作目ということで気合いを入れたのが空回りしちゃった感じ。最後の爆破を待つシーンで、園子が一緒にいるのはかわいそうすぎるのでは。
評価★★★☆☆
久々の日記更新。ちょっとウェイなことがあったので。

一応このブログも、アクセスカウンターとか、アクセス解析みたいなやつをつけてるんですよ。で、ふと見てみたらわおっ!ってなりました。

アクセス数
(画像ブログからはみ出てますけど、これ以上小さくしたら読みにくいので我慢)

あれ? 8月3日多くない?!
うちのブログ、基本的に訪問者数は30くらいです。いや本当にありがとうございます。だから50超えることがまずなくって、100なんて見たことないですよ。なんでかなーと思って、どういう検索キーワードでここにたどり着いたのかを見てみたら、

アクセス数2

なーるほど、いわゆる又吉効果がこんなところにまで。
説明すると、先日芥川賞を受賞されたピースの又吉直樹さんが(おめでとうございます)8月2日にテレビでケン・リュウ『紙の動物園』を「いま読んでいる本」「読書感想文におすすめ」と紹介したのです。おかげで『紙の動物園』はAmazonでバカ売れし在庫切れ、7刷まで出ました(とはいえ今日このブログの訪問者で『紙の動物園』がらみのものが1つもないので、数日の勢いだとは思うんですが)。うちみたいなSFブログじゃないとこまで影響が出るんですよ、すごい。

こういう機会に海外エンタメを手に取る読者がぶわっと増えるのは本当に嬉しいですね。『紙の動物園』いいぞー。テーマも深いから読書感想文向きですね、ほんと。
ちなみにピースのコントはあんまり好きじゃないんですが、又吉直樹のキャラクターはすごい好きです。イロモネアなんかすごく良かったですね。相方の綾部に関しては同じ茨城県出身者として全く誇りに思ってはいない程度のアレです。ごめん。


あと久々にリンク追加しました。「ラブリーおくちゃんと団くん」。まったく本は関係なくて、保護犬の里親さんを募集しているブログです。知り合いが書いているのでのっけてみました。うちも保護犬なんですよね、2匹続けて。先月その2匹目も亡くなってしまったんですけど。
リンク見たらもうサイト消えちゃってるやつとかあって整理しようかなーとも思ったんですが、とりあえずこのままにしておきます。たいした数ないので。
お久しぶりです、ヨッシーワールド管理人のTYです。
……い、いやぁ、まさかの3週間更新ストップとは。ははは(笑えない)。そんな放置されている中、見に来ていただいた方、本当にありがとうございます。アクセス解析見たらあんまり落ちてなくてびっくりしました。

で、何をやっていたのかというと、教育実習だったのです。去年付属で実習をやって、今年は母校で、ということで2回目の教育実習だったんですが、いやーまー忙しかったですね、ほんと。乗り切れてよかったです。

というわけで、今日からまた普通に更新していく予定なんですが、いまからだいたい1ヶ月半くらいはかなり多忙のため、更新が飛び飛びになると思います。ということをね、あらかじめちゃんと予告しておいた方がよかろうと。
ちなみに3週間の間、1冊も本を読み終わっていませんので、感想が全くたまっていません。と思って昨日がんばって読んだら一気に上下巻読了しました。本読みたいなぁ……時間あるかな……。
前にも書きましたが、木曜日から彼女とスペインに行くのです。一週間くらい。行き先はマドリードとグラナダの予定で、トレドはたぶん行きません。バルセロナは前に(自分が)行ったことがあるので今回はパス。

それで、やっぱり本場のバルでおいしいタパスとか食べたいわけじゃないですか。いろいろ調べると、例えばこんなのがあるらしいということが分かるわけです。



マッシュルーム

なにこれやばい。
紹介サイトによると「熱々のマッシュルームにチョリソー、レモン、塩などで味付けされたマッシュルームが絶品。」とのことです。一文にマッシュルームが2回も出て来てます。

さらに、


エビ

エビ
のアヒージョですよアヒージョ。「ajillo」って書いてあると全く読めなさそうなアヒージョですよ。オリーブオイルとニンニクまみれですよ。エビ専門店の写真なんですけど、「食べ終わったオイルにパンを浸して最後まで楽しんで食べるべし!!」だそうです。やばい。


タパスって要するに小皿料理なので、お店によって色々あるんですけど、何でもグラナダのバルではビール頼むごとに一皿タパスが付いてくるらしいんですよどういうことですが日本のお通しの豪華版ですか。だからメニューとかも、

タパス

こういう感じになっちゃうわけですな(うわぁぁお)。くそーお腹空いたな。

『ギリシャ棺の秘密』の感想を更新しました。かれこれ一週間くらいブログ放置してましたが、理由はご想像の通り、学期末試験と学期末試験と学期末試験とレポートと学期末試験です。学期末試験はようやくひと段落ついたところ。今週はレポート地獄なんですけどね、はっはっは。

ところで、今月末、久々に海外旅行に行くことが決まりました。行き先はスペインです。バルセロナは以前に行ったことがあるので、マドリードとグラナダ。プラド美術館に行ったり、アルハンブラ宮殿を見たりするのです。おおお楽しみじゃ。スペイン旅行でおすすめorアドバイスがある方いたらぜひ教えてください。
ところでマドリードって、旅行会社のページとか見てるとたいていマドリッドになっているんですけど、なんででしょう。自分としてはマドリードの方が親しみやすいんですが。世界史とかで出て来た感じからして。マドリッドは英語発音らしいです。さすがはグローバルスタンダードラングウィッジ、こんなところまで出しゃばってくるのか。

それで彼女と計画を立てているんですが、まーやっぱり高いですよね、飛行機代って。往復10万ちょっとくらいでしょうか。2月になったら原油価格が安くなるとか何とかで安くなるとか何とかいうことらしいですけど、もとが高いですからねぇ。ちなみに今は1ユーロ130円くらいのようです。一時期よりはこちらも安いか……110円切ってたころが懐かしい……。

せっかくだから今月はスペインミステリでもがしがし読もうと思っていて、となればまずはカルロス・ルイス・サフォン『天国の囚人』は読まないと。去年の新刊ですが、まだ手を付けていなかったのです。『風の影』も『天使のゲーム』も面白かったですからねー。期待。
あとはスペインミステリと言うと……トニ・ヒルとか。最近はなんか集英社文庫ばっかりのような。他にありましたっけ。パコ・イグナシオ・タイボ二世とか積んでましたね。マヌエル・バスケス・モンタルバンは買ってないな……。
スペインが舞台ということなら、『バスク、真夏の死』とかたぶんそうですよね(読んでない)。トレヴェニアン、今年もいくつか読みたいです。『アイガー・サンクション』読みたいです。設定がアツイ。
2015.01.07 改めまして
えー、改めましてあけましておめでとうございます。ついに2015年になってしまいました。未年です。自分はずっと「みどし」って羊のことかと思ってました。嘘です。
今年もヨッシーワールドをよろしくお願いします。このブログも、開設してからすでに5年と半年と1ヵ月と5日経っているらしいです。早いですね。始めたのは高校3年の文化祭が終わった後とかで、暇にまかせてやってみたのでした。暇じゃないんですけど。受験生だから。それで落ちたし。

せっかくなので近況の報告でもしますと(Twitter始めてから全く日記を書かなくなっちゃいましたしね)、とりあえず今は大学4年生なんですが、大変遺憾なことに、来年度も大学4年生の予定です。もうどうしようもありません。古本屋ばっかり行っているからこんなことになるのです。高校3年の時の反省を全く生かせておりません。
それから、付き合いだした彼女ともすでに1年半近く続いています。長いです。最近そのせいで、この茨城の片田舎を離れて新横浜という「新」な「横浜」といういかにも都会中の都会みたいな名前のところに行くことが多いんですが、新横浜は横浜と違って全く都会ではありませんでした。衝撃です。駅前にブックオフがあることだけが救いですが、そこの品揃えは地元のブックオフと大差ない状況です。ゴミです。買い取り価格がたまに高いことだけは評価できます。

古本は相変わらずアホみたいに買っているんですが、一時期よりは買うペースが少し落ちました。ただ、古本屋に行く回数自体は倍近くになってます。ほんと何なんでしょう、これは。大学3年からのキャンパスが神保町徒歩圏内という神的立地条件であることが一因であると言い切れないこともありません。毎日どこかの古本を見ないと死んでしまう体になってしまった気がします。そんなことしなくても家に帰って本棚を見上げれば読んでもいない古本がどっさりあるというのに。

ブログの更新は例によってまちまちですが、まぁ自分の中では結構がんばって続いていることになっています。1ヵ月くらい感想は遅れてるんですけど。Twitterに書いた感想をまとめるだけの作業なのに、なんでこんな遅れちゃったんでしょう。
という感じなのに、毎日必ず何十人かは訪問者がいるわけですよ、数字上では。本当にありがたいことです。ぶっちゃけ皆さん何を期待していらっしゃっているのか、心底疑問です。昔はひたすらクラシック海外本格ミステリを読んでいくブログだったから方向性ははっきりしてたのに、最近はわけわからんフランス・ミステリとか、いまいちな新刊ミステリとか、需要なさそうな軽ハードボイルドとか、たまに本格ミステリとか、みたいな感じだし。いやほんと、訪問者数がゼロになったら確実にこのブログやめちゃうに決まっているので、大感謝祭ですよ、はい。
次回更新で、毎年恒例年間ベストテンを発表する予定です。ご期待ください。

というわけで、次の日記更新はいつになるんでしょうね?
と、いうわけで、これだけフランスミステリを固め読んだわけですよ、フランスミステリベスト100の投票のために。せっかくですから、ここでも自分が投票した内容を書きたいと思います。まぁ投票したのは8月11日なんですけどね! このブログ、いまだに2ヵ月前に読了した本の感想を書いているわけですね! ちなみにベスト100の投票結果は、こちらで見ることが出来ます。

さて、自分が作ったベスト10はこうなりました。

1、ピエール・シニアック『ウサギ料理は殺しの味』
2、ミッシェル・ルブラン『殺人四重奏』
3、フレッド・ヴァルガス『青チョークの男』
4、シャルル・エクスブライヤ『死体をどうぞ』
5、ジャックマール&セネカル『「そして誰もいなくなった」殺人事件』
6、カトリーヌ・アルレー『わらの女』
7、フレッド・カサック『日曜日は埋葬しない』
8、モーリス・ルヴェル『夜鳥』
9、ジュール・ヴェルヌ『神秘の島』
10、S=A・ステーマン『殺人者は21番地に住む』

完成度順というよりは、偏愛順です。感想を書いてあるものはリンクをはっつけておきました。
なお、惜しくも選外となったのは、モーリス・ルブラン『813』、カミ『機械探偵クリク・ロボット』、ジャック・ルーボー『麗しのオルタンス』です。

まぁ、まだまだ有名どころで読んでいないものもいっぱいあるんですが。ここ1、2年、ちょっとフランスミステリの面白さに目覚めていて、ちょこちょこ買い集めたりちょこちょこ読んだりしていますが、なかなか楽しいんです。英米圏のミステリとは明らかに違う”変”な感じ、どこかずれた面白さがたまりません。『ウサギ料理は殺しの味』とか『青チョークの男』なんかまさにそうですよね。とびぬけた傑作、という感じはなくても、安定した良作が多いですし。

というわけで、今後もいろいろと読んでいくつもり。またしばらくしてランキングに変動があったら発表していきます。というか実は現時点でもうひとつあるんですが、それは今後のお楽しみということで。