マッキントッシュの男
『マッキントッシュの男』デズモンド・バグリイ(ハヤカワ文庫)

英国情報部員マッキントッシュの指令で宝石強奪を行ったリアデンは、何者かの密告により直ちにに逮捕され、懲役20年の刑を宣告されてしまった!何としても脱獄をしたいリアデンは、やがて刑務所中で、イギリスに根を張る大がかりな脱獄組織スカーペラーズのうわさを聞いた。この組織のために、刑務所はどこも穴だらけの状態だというのだ。彼らに接触を試みるリアデンはそれに成功するが、なんとソ連の大物スパイと共に脱獄するというのだ!錯綜するプロットと強烈なサスペンス――冒険小説界の雄バグリイが、スピーディなタッチで描く大型スパイ・アクション!

クラスの人から借りたもんです。今じゃあ手に入りにくいでしょうかねぇ。バグリイは30年くらい前に訳が進んでいましたが、再販はされないんでしょうか?最近「ハヤカワ文庫の100冊」に『高い砦』が入ったことですし。
……と偉そうに言っても、まだ『高い砦』しか読んだことなかったんだけど(笑)

さてさて、内容はと言いますと、大抵のバグリイ作品に見られるような冒険物ではなく、スパイ物となっています。前半が脱獄物の趣あり、中盤は追うものと追われるもの的要素、後半は組織壊滅(?)の様子を描きます。この展開はさすがというもので、ま、簡単に言えば頭を使わない作品ってことですね。

正直、以前読んだ『高い砦』は、あまりカンペキなハッピーエンドじゃないというか。そこらへんがイマイチでしたが、それと比べるとよりエンターテイメントを追求している、という感じですね。相変わらずのスーパー武器も出ますが(笑)

目にする機会があれば、読んでみては?

書 名:マッキントッシュの男
著 者:デズモンド・バグリイ
出版社:早川書房
    ハヤカワ文庫 NV(ノヴェルズ)211
出版年:1979.11.30 初版
    1988.1.31 6刷

評価★★★★☆
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