『悔恨の日』発売

2017-09

2016年海外ミステリSF・ベスト10! - 2017.01.01 Sun

あけましておめでとうございます。今年もヨッシーワールドをよろしくお願いします。
最近地味~に訪問者数が増えていて結構喜んでいるのですが、ぶっちゃけこのブログを見に来て下さる方々がどういうものを期待しているのか、具体的には古典本格ミステリなのか、本格以外の既刊なのか、それとも新刊なのか、よく分かっておりません。まぁ多かれ少なかれ海外ミステリなどなどに関心があるのだろうと思いますので、今年も気ままに幅広く読みたいものを読んで感想を書き散らかしていくスタンスで行きます。評価星3つが多すぎやしないかとか、あらすじも感想もふわっとしすぎていてどういう本なのか全然伝わらないとか色々文句もあると思いますが、えーその、が、頑張ります。

というわけで恒例、2016年のベスト10になります。ブログを始めてから8回目(記事としては9回目)になるんですってよ、月日が経つのは早いねえ。
※何作かリンクを付けていませんが、これはまだ感想を書いていないものです。今月中にはアップしますので少々お待ちください。


1位:アンディ・ウィアー『火星の人
2位:デレク・B・ミラー『白夜の爺スナイパー

3位:パトリシア・モイーズ『死人はスキーをしない
4位:エドマンド・クリスピン『お楽しみの埋葬
5位:エルヴェ・コメール『その先は想像しろ

6位:ビル・フィッチュー『優しい殺し屋
7位:シャルル・エクスブライヤ『パコを憶えているか
8位:G・G・フィックリング『ハニー貸します
9位:ジョー・ネスボ『その雪と血を
10位:エドワード・ケアリー『アイアマンガー三部作1 堆塵館


今年は順位付けが難航しました。頭抜けたコレ!というのがなく、正直気分によってまた変わると思います。2位と3位、5位と6位の間に壁があるかな。
それにしても、こんなに新刊がランクインしたのは初めてじゃないか? 2位に新刊、というのも初めてだし、1位にほぼ新刊でかつSFというのは初めてどころじゃないですね。以下一言ずつ。

順位を付けていると、何となく自分の好みというのが分かってくるんですよね。感動する作品や、重厚な作品もいいけど、やっぱりちょっとユーモアがあって、読んでいて楽しいのが好きなんだな、みたいな。というのが反映されたのが1位の『火星の人』なのです。やっぱ面白かったんだなぁと。今まで読んだSFの中でも断トツでしょう。SF苦手な人にこそ、これはくすっと笑える冒険小説なんだよ、と読ませてみたいものです。映画も良かったけど、原作には勝てません。

2位『白夜の爺スナイパー』は今年の新刊ベストです。タイトルと表紙からほんわかしたものを想像してはいけません。シビアでハードなロードノベルであり、あらゆる爺ミステリの中でもトップクラスの名作爺ミステリなのです。読んで、ラストを見て、そして震えてください。

3位は『死人はスキーをしない』。お前何でこれが『お楽しみの埋葬』に勝つんだとお思いでしょう、っていうか自分が思っているんですが、いやなんか、読んでいて本当に好きだったんですよこれ。海外の古典本格ミステリを読む楽しさというのか、そういうのを再確認させてくれる作品でした。モイーズは着々と好きな作家入りしつつあり、当然今年も読みます。
で、4位が『お楽しみの埋葬』。こちらも正統派英国本格ミステリですが、やや奇抜でもあり、そのドタバタ感が最高です。えークリスピンのドタバタって『消えた玩具屋』みたいなついていけないやつでしょ、と思っている方にこそ読んで欲しい作品。

5位の『その先は想像しろ』はフランス・ミステリですが、正直ミステリを期待して読むとたぶん外します。ただ、やはりこの感動のラストシーンに向けて練られた「小説」としての完成度は無視できないなと。今年の隠れ傑作です。

6位は『優しい殺し屋』。あらすじを読んで一発で分かるユーモアバトル小説。害虫駆除専門業者 vs 殺し屋、という設定が最高です。
7位はご存じ『パコを憶えているか』。意外にも本格ミステリとしての完成度がなかなかで、それにフランスらしい暗さがミックスされているのだからたまりません。復刊しようよ、ハヤカワさん。これだけみんな読みたがっているんだからさぁ。
8位もポケミス『ハニー貸します』。いやお前、これが8位ってお前、9位以下に勝ってるってマジかお前ってな作品ですが、このめちゃくちゃな感じは読んでオススメしたくなる何かがあるんですよ。どえらい勢いで人が死ぬ微エロミステリ。ね、最高でしょ?
9位は『その雪と血を』。読むなら冬の間がおすすめです。なんてことのない犯罪小説のようで、その見事な文体と、クリスマス・ストーリーとしての着地にやられました。
10位は『堆塵館』。今年5月にシリーズ2作目が出るようです。ミステリというよりファンタジーですが、この本に関しては設定やストーリーもさることながら、挿絵やカバーなど本の造りがその素晴らしさを高めているので、どうしてもひいきしたくなっちゃうのです。

惜しくも選外になりましたが、11位としてヤン・デ・ハートック『遙かなる星』は強くおすすめしておきます。逢坂剛氏が最も好きな小説にあげている本書は、もうほとんどミステリではありませんが、さえないおじさん警部が少女をイスラエルに送るという、ただそれだけをひたすらロマンティックな文体で綴った名作です。希少な本ですので、読める機会があればぜひ。

その他、ドナルド・E・ウェストレイク『ホット・ロック』、ロバート・L・フィッシュ『懐かしい殺人』、ジェームズ・アンダースン『血染めのエッグ・コージイ事件』、、デニス・ルヘイン『過ぎ去りし世界』、ジョイス・ポーター『ドーヴァー⑥/逆襲』もおすすめ。今年は豊作でした。

というわけで、ベスト10は以上になります。2017年も皆様にとってよい読書年になりますように!
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2015年海外ミステリSF・ベスト10!  - 2016.01.01 Fri

あけましておめでとうございます。2009年6月にスタートしたこのブログ、なんだかんだで続いております。いつも見に来ていただいている方々、本当にありがとうございます。訪問者数のカウントが回っているというだけでやる気になっています。今年もよろしくお願いします。
さて毎年恒例、2015年のベスト10です。海外限定。ちなみに今年もSFは入っていません。ではどうぞ。

1位 パトリック・レドモンド『霊応ゲーム』
2位 パコ・イグナシオ・タイボ二世『影のドミノ・ゲーム』
3位 ロス・マクドナルド『縞模様の霊柩車』
4位 リチャード・スターク『悪党パーカー/人狩り』

5位ジャン=マルセル・エール『Zの喜劇』
6位アン・クリーヴス『水の葬送』
7位E・S・ガードナー『嘲笑うゴリラ』

8位クレイグ・ライス『マローン売り出す』
9位デニス・ルヘイン『ザ・ドロップ』
10位トニ・ヒル『よき自殺』

4位と5位の間に越えられない壁、7位と8位の間に低い壁があります。
というわけで、今年の1位は見事『霊応ゲーム』に決定です。いやーこれは本当にすごいですよ。名作というかレア本だという評判しか知らなかったんですが、復刊されたものをいざ読んでみたらとんでもない迫力の物語に引き込まれました。サスペンスとして超一級の作品だと思います。
2位の『影のドミノ・ゲーム』は今年最大の掘り出し物。まさかメキシコにこんな面白いミステリがあったとは。4人の個性的な登場人物を軸に置いた、フランス風の“変な”ミステリです。ブックオフなどで見つけたらぜひ買いましょう。
3位はロスマク。『ウィチャリー家の女』を読んだ時は、これそんなに面白いか……?とイマイチよさが分からず、以来ロスマクとは縁がなかったのですが、『縞模様の霊柩車』はむちゃくちゃ良いハードボイルドでした。今年こそは『さむけ』を読みたいところ。
4位は「悪党パーカー」シリーズ第1作。面白いとは聞いていたのですが、とにかくカッコイイの一言。今後最優先で追いたいシリーズです。

5位、6位、9位、10位は新刊。新刊がこれだけランクインしたのは初めてですね。
5位の『Zの喜劇』は個人的に今年の新刊で一番です。フランス・ミステリらしい洒落た変なストーリーと登場人物に、これまたフランス・ミステリらしいどんでん返しが組み込まれた逸品。少々お高いですがぜひお試しください。
6位のアン・クリーヴスは、シェトランド四重奏新シリーズ。重厚な物語と堅実な英国本格の伝統が融合した、過去4作に勝るとも劣らないレベルの傑作です。4作目の後に読んだ方がいい作品ですので、シリーズ未読の方はまず1作目から読んでみることをおすすめします。
9位はまさかのデニス・ルヘイン。過去に読んだ『夜に生きる』が実に合わない話だったのに、『ザ・ドロップ』はどはまりしました。190ページという短い物語にガツンとやられてしまう、見事な一作。
10位は最近注目しているスペイン・ミステリシリーズ。1作目『死んだ人形たちの季節』も良かったのですが、事件や雰囲気は2作目の今回の方が好み。シリーズ完結編となる3作目が出るのがいまから待ち遠しいです。

最後にアメリカ・クラシック枠というか。7位のガードナーは、うわっペリイ・メイスンってやっぱり面白かった!ということを再認識させてくれた作品。正統派のメイスン物とは違うのですが(何しろゴリラと弁護士が戦うのです)、それでも本格ミステリ的な面白さと法廷ものの面白さの融合はたまりません。今後がしがし読んでいきたいです。
8位のクレイグ・ライスも個人的にリバイバルでした。マローンシリーズは『大はずれ殺人事件』だけ読んで、全くはまらずそれっきりだったのですが、『マローン売り出す(時計は三時に止まる)』を読んでみたらまぁ面白いこと面白いこと。ドタバタユーモアと本格ミステリが完璧に結びついています。こちらはそもそもシリーズを買い集めるところから始めないと……。

さて、国内ミステリだったのでランキングには入れませんでしたが、入れていいなら佐々木丸美『雪の断章』が確実にランクインします。7位かな。いやーこれは圧巻でした。少女小説でもあり、耽美小説的でもあり、本格ミステリでもある、とにかく美しい物語。ちなみに映画も先日観て来ましたが、あれはあれですごい怪作でしたね。未読の方はぜひぜひ。

その他選外では、新刊のサマンサ・ヘイズ『ユー・アー・マイン』もおすすめです。意外な展開とサスペンスが実にいい感じでした。

2015年は名作というかATBクラスの作品を『星を継ぐもの』しか読めないという、全体的に勉強不足のある年でしたが、その分マニアックな作品を掘り起こせたいんじゃないかなと思います。個人的に。ここで宣言しておきますが、2016年は『赤毛のレドメイン家』と『鷲は舞い降りた』と『深夜プラス1』と『女王陛下のユリシーズ号』と『死の接吻』と『さむけ』と『興奮』と『利腕』と『ロウフィールド館の惨劇』を読みます。あとF・W・クロフツ、サイモン・ブレット、P・D・ジェイムズも読みます。読むつもりです。

ではではこんなところで。2016年が皆様にとってよい読書年になりますように!

2014年海外ミステリSF・ベスト10! - 2015.01.16 Fri

……なんかめちゃくちゃ更新が遅れたんですが。
いやほんと日曜日までにはランキング記事を作りたかったんですが、こればっかりは仕方ありません。風邪引いちゃったのです。ただの熱でしたが。ちなみに弟はいまインフルエンザだかノロウイルスだか胃腸炎だかにかかったばかりです。やめろこっちくんな。
というわけで、年末恒例のはずが年始にすら間に合わなかったベスト10を発表します。去年からタイトルに「SF」を入れたんでした、そういえば。今年SF入ってないので意味ないんですけど。はっはっは。

それでは、2014年はこうなりました。どーん。


1、トマス・H・クック『夜の記憶』
2、シャルル・エクスブライヤ『死体をどうぞ』
3、ドン・ウィンズロウ『ストリート・キッズ』
4、ブライアン・フリーマントル『消されかけた男』
5、ジョエル・ディケール『ハリー・クバート事件』
6、トレヴェニアン『夢果つる街』
7、コーネル・ウールリッチ『喪服のランデヴー』
8、ジョルジュ・シムノン『モンマルトルのメグレ』
9、ラッセル・ブラッドン『ウィンブルドン』
10、トニー・ケンリック『バーニーよ銃をとれ』

ざっくり言って、1、2位が別格、4位と5位の間に越えられない壁、5位以下はかなり順位がきまぐれ、7位と8位の間にも越えられない壁、ってな感じです。今年は例年以上にランク付けが難しかったです。

まず1位は初クックになった『夜の記憶』です。これはもう本当の本当に傑作でした。読者を暗い世界に引き込み、それでいてなぜか愛おしい、謎解き要素もあるサスペンス。オールタイムベストに食い込むレベルです。いいもの読めました。
2位はフランス・ミステリを固め読みした中から1冊。これが絶版なのは非常に不満です。どたばた喜劇と戦争の絶妙なミックス。他に読んだフランス・ミステリでは『わらの女』と『殺人者は21番地に住む』が良かったですね。やはり名作は強いです。
3位は初ウィンズロウですが、いやーしかしネオ・ハードボイルドは当たると本当に当たりますね。幅が広いだけに発掘のしがいがあります。
4位はスパイ小説。さえない中年スパイが主人公という設定からして強いのにこのどんでん返し。このシリーズの次の『再び消されかけた男』はさらに評判が良いのでぜひ今年中に。
5位は唯一の新刊です。新刊入れるなら『パインズ』と迷ったんですが、まぁ正統派なのでこっちですね(笑) 作者の若々しい筆致が魅力的。どんでん返しは通常比3倍。
6位のトレヴェニアンも今年はもっと読まないと。一作ごとに大きく作風が違うということですが、この手の哀愁漂う警察小説も、もっと書いて欲しかったなと思います。
7位は最近毎年ランクインしている気がするウールリッチ。毎年一冊しか読んでませんからね。いやまぁ雰囲気を味わう作家なので、それくらいのペースが一番ちょうどいいんです。
8位はダークホース。まさかメグレ警視が10位に入るとは。読み終えたばかりというのもあるんですけど、この作品の不思議な魅力をもっと知らしめたいというのもあります。
9位は今年なんと復刊しましたね。自分も創元推理文庫版買っちゃいました。
10位のケンリックも今年読みたい作家。次は『リリアンと悪党ども』か『スカイジャック』あたり。

というわけで、かなりバリエーションに富んだランキングとなりました。あ、今年も本格ミステリが入っていない……。
その他、国内ミステリだと、岡嶋二人『あした天気にしておくれ』と戸川昌子『透明女』あたりでしょうか。数冊しか読んでませんが。今年も月イチくらいのゆるゆるペースで国内ミステリも読んでいくつもりです。

それではこのへんで。今年はなるべく読書ペースに合わせて記事更新します……。

2013年海外ミステリSF・ベスト10!  - 2014.01.12 Sun

毎年恒例ベスト10、発表するのが今年はずいぶんと遅くなってしまいました。うん、まぁ、こういうこともあります。何てったって今年でもう6回目ですからね。いつの間に。
例によって、海外ミステリのみ、一作家一作まで、再読は除外……というルールでやっていたんですが、今年はちょっと変えました。まずタイトルを「○○年海外ミステリ・ベスト10!」から「○○年海外ミステリSF・ベスト10!」に変更しました。読書傾向の変化というやつで、いよいよSFをランキングから無視できなくなったのです。まぁまだまだ全然読んでいないんですけどねー。『星を継ぐもの』すら未読ですし。というわけで対象作品を「海外ミステリのみ」から「海外ミステリと海外SF」……というか海外エンタメって言うのか、そういうことにします。
ちなみに今年の年間読了ミステリSF数は104冊……昨年の122冊には全然追いつけていないな……。うち国内作品が10作。このへんはいつもどおりですね。

さて、今年はこうなりました。

1 ジャック・フィニイ『夜の冒険者たち』
2 バリントン・J・ベイリー『カエアンの聖衣』
3 マイケル・バー=ゾウハー『エニグマ奇襲指令』
4 マイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』
5 ジョン・D・マクドナルド『濃紺のさよなら』
6 マーガレット・ミラー『まるで天使のような』
7 ロン・カリー・ジュニア『神は死んだ』
8 ローラン・ビネ『HHhH―プラハ、1942年』
9 カーター・ブラウン『死体置場は花ざかり』
10 コーネル・ウールリッチ『黒衣の花嫁』

全体的に有名作が多いです。なんと、本格ミステリらしい本格ミステリがランキングから消えましたよ。これはすごい。今年読んだはずのクリスチアナ・ブランド『ジェゼベルの死』とかヘンリイ・セシル『法廷外裁判』はどこへ行ってしまったんでしょうか。
そしてSFがついにランク入りしました。それも3作。これもすごい。

さて、1位は堂々のジャック・フィニイ『夜の冒険者たち』です。これはもう確定。泣きの青春冒険小説です。映画化していないのがちょっと意外ですね。2014年もフィニイを読みたいですねー……とりあえず『ふりだしに戻る』とかを。

2位は『カエアンの聖衣』、こちらは入手困難のSF作品ですが、ぜひとも復刊していただきたいです。有名作だし。SFの小難しい設定とかよく分かんねぇよ俺ぁミステリ読みだぜ、けどSF読んでみたい、という自分にはぴったりでした。逆にSF大ッ嫌いという人には全くお薦め出来なそうな作品でもあります。

3位の『エニグマ奇襲指令』は、正統派の傑作スパイ小説。大泥棒「男爵」vsドイツ軍大佐の熱い戦い。これは外せません。

4位『ハローサマー、グッドバイ』は、青春SFというかイチャイチャSFというか……これも有名作ですね。続編『パラークシの記憶』が2013年についに出ましたが、まだ読んでいないので、これは今年中に必ず読みます。

5位『濃紺のさよなら』は、このラインナップの中ではちょっと異彩を放っているような。いやまったく、ジョンマクのトラヴィス・マッギーシリーズがこんなに面白いとは思ってもみませんでした。軽ハードボイルドというのか。ちなみにディカプリオ主演で映画化するようですが果たして。

6位『まるで天使のような』、初マーガレット・ミラーですね。謎解き興味の強いサスペンス超ハードボイルド。こちらも噂に違わぬ傑作です。

7位『神は死んだ』は新刊ですね。いやー、なぜこの作品にここまではまってしまったのか。ユーモアと皮肉の効いた語り口のせいでしょうか。

語り口で言えば8位『HHhH』はちょっとした衝撃でした。こんな歴史小説の、いや歴史の書き方があったのかと。小説の可能性は無限大です。

9位『死体置場は花ざかり』、このお色気ハードボイルドがなんでこんな順位になっているのか自分でもよく分かんないんですけど、まぁ好きなんですよね、こういうオチ。『濃紺のさよなら』ともども、やはりハードボイルドは主人公の魅力によるところが大きいなと実感させられた作品です。

10位『黒衣の花嫁』はそりゃあ傑作なんですけど、どうもアイリッシュ/ウールリッチは100点の作品を作ることが少々苦手なようで、ある程度の欠点を考慮してこの順位です。偏愛したいタイプの作品ですね。


その他、泣く泣くランキングからR・D・ウィングフィールド『フロスト気質』、マーク・グリーニー『暗殺者グレイマン』、アキフ・ピリンチ『猫たちの森』を外しました。フロストは新刊の『冬のフロスト』よりもこっちです。グレイマンシリーズは第3作をまだ読めていないのでそのうちに。ピリンチはねぇ、もっと翻訳が続いてくれれば良かったんですが。
あと2013年は、フランスミステリを頑張って読みました。読んだ順に、ローレンス・オリオール『やとわれインターン』、S=A・ステーマン『六死人』、ジョルジュ・シムノン『メグレ夫人と公園の女』、ガストン・ルルー『ガストン・ルルーの恐怖夜話』、ブリジット・オベール『マーチ博士の四人の息子』、ユベール・モンテイエ『悪魔の舗道』、ミッシェル・ルブラン『未亡人』、スタニスワフ・レム『枯草熱』……8作ですが、もうちょっと頑張りたかったですね。いずれも80点というより68点くらいであることが少々問題なんですが(笑)、2014年も重点的に攻めていきたいジャンルです。

それでは、2014年もよき読書年となりますように。

2012年海外ミステリ・ベスト10!  - 2012.12.31 Mon

毎年恒例ベスト10です。例によって、海外ミステリのみ、一作家一作まで、再読(今年は『そして誰もいなくなった』など)は除外、です。年間読了ミステリ数は122冊……おぉ、今までの過去最高記録65冊(2009年)を大幅に更新だぜ(ってか倍)。うち国内作品18。10以上とかすっごい頑張りました。まぁ、サークルの企画関係で読まされたのがほとんどですが……。
ちなみに、ミステリ以外の作品の読了数は4冊です。……これはこれで大学生としては問題があるような。

さてさて、前置きはこれくらいにして、いよいよ発表です!

1ウィリアム・アイリッシュ『幻の女』(1942)
2アガサ・クリスティー『春にして君を離れ』(1944)
3フレッド・ヴァルガス『青チョークの男』(1991)
4クリスチアナ・ブランド『緑は危険』(1943)
5セオドア・ロスコー『死の相続』(1935)
6パトリック・クェンティン『俳優パズル』(1939)
7パトリシア・モイーズ『サイモンは誰か?』(1978)
8マイクル・Z・リューイン『沈黙のセールスマン』(1978)
9フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』(2009)
10石川喬司編『37の短篇』(1973)

相変わらず本格ばっかりですね。うん、まぁ、しょうがない。だいたい、2位と3位、6位と7位の間に大きく差があると思っていただければ。


1位『幻の女』は、おそらく自分の中でオールタイムベストに入ってしまったくらいの大傑作でした。来年はアイリッシュ/ウールリッチ漬けとかしたいですね。まだこれくらいしか読んでいないので、いっくらでも発掘しがいがあります。あと、都会派叙情サスペンスつながりでアンドリュウ・ガーヴなんかにも手を出したりしたいかな。

アガサ・クリスティーは、中学にドハマりして、ミステリ作品は全て読んでいると言ってよいのですが、戯曲とメアリ・ウェストマコット名義の普通小説はほとんど手を出していないのです。翻訳ミステリー大賞シンジケートにて、霜月蒼氏が連載されている「アガサ・クリスティー攻略作戦」を読み、すわ『春にして君を離れ』を読んだわけですが……いやぁ、これは大大大傑作でしょう。クリスティーのミステリはちょっと……とおっしゃるそこのアナタ、迷っている暇はありません。

3位はフレッド・ヴァルガス。この1年で4冊読んでしまったくらい最近大好きな作家です。その中でも『青チョークの男』のファンタスティックさはダントツ。邦訳未読はあと『論理は右手に』しかないので、東京創元社さんには今後も頑張って欲しいものです(って本格ミステリ・ベスト10のコメントでも書いたっけ)。

4位『緑は危険』は、そりゃあブランドだもの、面白いに決まってる、という面白さ。ラストの泣かせる展開にしびれます。もったいなくて今年は結局『はなれわざ』も『ジェゼベルの死』にも手を出せず。これも来年かな。

5位セオドア・ロスコー『死の相続』は、とにっかく頭のおかしい傑作、というか怪作。ここまでぶっ飛んだ楽しいミステリだとは思いもよらなかったので、いざ読んでみてビックリしました。読了後のあの「うぉぉぉぉなんじゃこりゃあああああ」という無意味な興奮状態をぜひとも誰かと共有したいです(笑)

6位『俳優パズル』、パトQですね。今年は初パトQ長編としてパズルシリーズを3作読みましたが、いやはや上手いですね、この作家は。『迷走パズル』とセットで読んでもらいたい作品です。

7位は『サイモンは誰か?』。パトリシア・モイーズや、サイモン・ブレット、フランク・パリッシュ、ロバート・バーナードといった、 昭和後期にポケミスで紹介された本格作家というのは結構興味があるのです。手始めにモイーズの代表作からあたってみましたが、これが大当たり。絶版にしておくのがもったいない作品です。

8位、リューインですね。ハードボイルド読書会で読み始めた作家ですが、とにかくリューインは自分の中で別格でした。たぶん、来年もガシガシ読むことになると思います。

9位、シーラッハ『犯罪』、いくらベタと言われようが、自分はやはりラストの「エチオピアの男」も含めて全部好きです。続く『罪悪』も読みましたが、こっちはまぁまぁ、くらいなんですよね。来年には長編も紹介されるらしいので、大いに楽しみにしたいところ。

10位に『37の短篇』を入れるのは、さすがに反則かな、という気もしますが(笑)。ちなみに37作品のうち初読作からベストを選ぶなら、(収録順に)ブレット・ハリディ「死刑前夜」、クレイトン・ロースン「天外消失」、ジョン・D・マクドナルド「懐郷病のビュイック」、ジャック・フィニイ「死者のポケットの中には」がダントツです。

ランク外からは、相変わらず大好きなアン・クリーヴスの『白夜に惑う夏』(2008)と、エラリイ・クイーン『ガラスの村』(1954)かな。クイーンは『災厄の町』『靴に棲む老婆』『フォックス家の殺人』『十日間の不思議』『ガラスの村』と今年読んで、後期クイーンは(個人的に)国名シリーズがかすむくらい面白い、ということを知ってしまったので、なかなか初期クイーンに戻れません。『ギリシア棺』、早く読まないとな……。

ちなみに新刊と言えそうな作品は35冊ほど読んだのですが、その中ではチャイナ・ミエヴィル『都市と都市』、フリードリヒ・デュレンマット『失脚/巫女の死』、フォルカー・クッチャー『濡れた魚』あたりが偏愛作品かな。来年もこれくらいは新刊を読むでしょう。


それでは、今年も「ヨッシーワールド」にお付き合いいただきありがとうございました。来年もまた海外ミステリの充実した年になりますように。皆様、よいお年をお迎えください。

2011年海外ミステリ・ベスト10!  - 2011.12.31 Sat

はい、毎年恒例ベスト10です。例によって、海外ミステリのみ、一作家一作まで、再読(『アクロイド殺人事件』など)は除外、です。今年読んだ海外ミステリは計61冊、そのうち国内は6冊でした。読んだミステリの数に関しては、未だに2009年の65冊を超えられません。なぜだ。

さてさて、前置きはこれくらいにして、いよいよ発表です!


1 カーター・ディクスン『貴婦人として死す』(1943)
2 ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ『赤い右手』(1945)
3 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』(1980)
4 コリン・デクスター『ニコラス・クインの静かな世界』(1977)
5 チャールズ・ディケンズ『荒涼館』(1952~1953)
6 エラリー・クイーン『エジプト十字架の謎』(1932)
7 イズレイル・ザングウィル『ビッグ・ボウの殺人』(1891)
8 アン・クリーヴス『野兎を悼む春』(2009)
9 ジム・ケリー『水時計』(2003)
10 アントニイ・バークリー『第二の銃声』(1930)

……なんか、いつになくクラシックが多い気が。戦前が半分ですよ。
全体的に言って、今年は面白い本に結構当たれたと思います。ただその一方、オールタイムベスト級の、個人的ヒット作はありませんでした。過去3年、1、2位の作品はもう大傑作だったんですが、今年の1位はおそらくそのどれよりも下です。ただし、今年は10位までかなり出来がいいのも確か。
ちなみに今年はランキングがかなり作りやすかったです。いつもは6位と7位をどっちにするかとか、真ん中を苦労するんですが、今回は簡単に出来てしまいました。


1位の『貴婦人として死す』は、今年一番「ミステリ」として感心した作品です。カーの中ではあまりメジャーでない方だと思うんですが、何となく読んでみると思わぬ大当たりでした。といって、まだ『火刑法廷』すら読んでいない自分に、カーを語る資格はありません。

2位『赤い右手』は、えーっと、これ、2位でいいんでしょうか(笑)とにかく、とんでもない問題作です。やってることはメチャクチャで、ミステリとして規格外中の規格外ですが、これは確かに一読の価値があります。何だか読んでいてとにかくのめり込みました。
……と断言しながら、あんまり周りに強く勧められないのが困ったところ。

何で『薔薇の名前』が3位なんだとお怒りになられる方、ごもっともです。これこそオールタイムベスト級です。正直自分でも、これが1位だと思います。
……ですが、いかんせん自分の教養が不十分なせいで、100%物語を理解できなかったんですよ。べらぼうに面白いのに。ラストは圧巻で、読後感も最高なのに。再読すれば、間違いなく1位になると思います。ごめんなさい。

4位は、2年ぶり、かつ最後のデクスターです。とうとうシリーズ全部終わってしまいました……ま、デクスターは再読してなんぼですが。全然ストーリーを思い出せないのが彼の作品のすごいところです(笑)個人的にデクスターが大好き、かつ久々に読むのでテンションがあがった、というのを割り引いても、『ニコラス・クイン~』はかなり出来がいいと思います。

5位の『荒涼館』は、迫力と壮大さと感動レベルなら文句なしに『薔薇の名前』に次いで2位になるはずですが、やっぱりね、長いんです。というか、完全にミステリというわけではないし。2巻までを読んだのが去年だった、というのもあります。そんなこんなで、順位は抑えめ。やっぱりべらぼうに面白いですけどね。

6位『エジプト十字架の謎』は、評判通りの傑作でした。ただ、今まで読んだ国名シリーズを考えるに、たぶん自分はこの時期のクイーン作品は手放しで好きになれないだろうと思います。終始論理論理してるため、物語としてはやっぱり落ちると思うんですよ。今年読んだ『シャム双生児の秘密』の方が、その意味でははるかに面白いです。こっちはミステリとしてはあれだったけど。

7位『ビッグ・ボウの殺人』、これは予想外でした。予想外に面白いんですよ、これが。好みどストライク。みんなもっと読もう。

8位のアン・クリーヴスは、地味ですが確実に面白いです。というか、イギリスの寒い田舎の地味な本格、と言われて反応するような人(いるのか?)は必ず読むべきです。ここには第3作をあげましたが、第1作の『大鴉の啼く冬』もかなりオススメです。第2作は……ら、来年読みます。

9位のジム・ケリー、12月30日に読み終わったやつですが、急きょランキングに登場しました。手堅い地味な本格物ですが、8位のアン・クリーブスとは違った大きな魅力があるような気がします。寒いってのは同じですけど。

10位のバークリーは……ま、そういうことです。いやだって、面白いけど、特にコメントすることがない。

ランク外として、トマス・フラナガン『アデスタを吹く冷たい風』(1949~1958)、およびモーリス・ルヴェル『夜鳥』(1928)をあげておきます。どちらも短編集。
『アデスタを吹く冷たい風』は、7編のうち、ノンシリーズ3つはそこそこの出来栄えですが、テナント少佐ものの4つが半端なく面白いです。これはすごい。この鋭い持ち味は、読んでみないと分からないと思います。傑作の名に恥じない短編集でしょう。
『夜鳥』はショートショートとも言える分量の作品がどっちゃり入っており、いずれもかなりの水準作です。田中早苗による翻訳がまたいいんだな、これが。怪奇系の短編は個人的にそこまで好きではないんですが、この淡白な味わいは何とも言えない良さがあります。


こんなところですね。ちなみに国内は、読んだ6つのうち、平石貴樹『だれもがポオを愛していた』(1985)に一票入れます。サイン貰ったぞ、わーい。


何だかんだ今年は古典が多かったんですが、たぶん、来年もそうなる気がします。特にクイーンとカーは読み進めておきたいところ。クイーンの『ギリシア』も読んでいないとか、どんなミステリ読みじゃ。
そして来年こそは、レイモンド・チャンドラーと、ディック・フランシスの競馬シリーズを読みます。今度こそ読みます。『長いお別れ』もまだ読んでないって、どんなミステリ読みじゃ。おんなじようなことを去年も言った気がするけど、気にしない気にしない。



来年も実り多き年でありますように!それでは皆さん、よいお年を~。

2010年海外ミステリ・ベスト10! - 2010.12.31 Fri

今年読んだ本ベストテン発表です!


1 シャーロット・アームストロング『毒薬の小壜』(1956)
2 ウィルキー・コリンズ『月長石』(1868)

3 ミシェル・ルブラン『殺人四重奏』(1956)
4 ピエール・シニアック『ウサギ料理は殺しの味』(1981)
5 アーロン・エルキンズ『古い骨』(1987)
6 エリザベス・フェラーズ『猿来たりなば』(1942)
7 サラ・コードウェル『セイレーンは死の歌をうたう』
8 クリスチアナ・ブランド『自宅にて急逝』(1947)
9 ポーラ・ゴズリング『ウィッチフォード連続殺人』(1986)
10 スタンリイ・エリン『特別料理』(1958)


だいたい、今年は読書量が激減したんですよ。予備校始まってからは17冊しか読んでいません。それにしては、なかなか収穫のあった一年でございました。特に1位と2位はねぇ、もう、名作ですよ。どっちを1位にするか1年間悩みました。同率1位にしようかと思いましたが、結局、受けた衝撃の度合いからこうなりました。しかしながら、19世紀半ばに書かれた『月長石』を黄金時代以降の作品と比べること自体がそもそも茶番なわけで。

『毒薬の小壜』は全ての人に読んでもらいたい超傑作。『月長石』はやはり訳がちょっと古いので、苦手な方もいるかもしれませんが、TYのような古臭い訳大好きっ子ならハマるはずです。どちらも最後のまとめ方が秀逸です。


今年はフランスミステリも2冊読みましたが、どちらもランクインしました。『殺人四重奏』がオシャレな傑作なら(最後の一行がかっこよすぎる)、『ウサギ料理~』はおバカな傑作です。この2つの順位も、ぶっちゃけどっちでもいいと言うか。


さらに今年は、1950年代・1960年代を多めにしてみましたが、どうもこのあたりの作品は出来にだいぶ波があります。テクニカルな作品が多めなんですが、当たりハズレが激しいというか。前評判通りだったりじゃなかったり。


5位『古い骨』は、そうとう出来が良いですが(かなり自然描写がうまい)、シリーズ作品全てがいいかは微妙なところです。うちにエルキンズの積読が大量にありますが、いつなくなることやら。

6位と7位も同着でしょうねぇ。一般的な評価は分かりませんが、個人的はツボに入りまくる作品です。同作者の本は制覇したいところ。

8位は、なんか嫌いそうな内容(親族がもめるとか)なのに、なぜあんなに面白かったのか、いまだによく分かりません。9位のゴズリングは、おそらく来年母親に合わせて読みまくるはず。


今年は短編集も豊作でした。ローレンス・ブロック『やさしい小さな手』、フリッツ・ライバー『跳躍者の時空』、ロバート・L・フィッシュ『シュロック・ホームズの冒険』、H・C・ベイリー『フォーチュン氏の事件簿』、全てオススメです。黄金時代が好きな方で、ベイリーが盲点になっているならば、ぜひ一読をオススメします。シュロック・ホームズも、ある意味レベルがめっちゃ高いですね。

で、ランキングには『特別料理』が入りました。いや、ちょっと苦手なジャンルではありますが、確かにこれは良短編集だろうなぁと。実際面白いですしね。文章がかなり巧みです。


11以下のランキング漏れは、

スティーヴ・ホッケンスミス『荒野のホームズ、西へ行く』(前作の数倍面白い)、ロバート・L・フィッシュ『シュロック・ホームズの冒険』でしょうか。


ちなみに、日本人作家は例によって冊しか読んでいませんが、 西澤保彦『七回死んだ男』は、ずば抜けて面白かったです。見つけたら買っておこう。



来年も実り大き年でありますように!良いおとしを。

2009年海外ミステリBest10! - 2009.12.31 Thu

さてさて、今年もベスト10が決まりました!っても、今年出た作品1つも読んでないけどね。
海外作品限定です。故に天藤真『大誘拐』は残念ながらランク外。まあ国産ミステリは6つしか読んでないし……。

1作家1作品が原則です。では!


1『試行錯誤』アントニイ・バークリー(1937)
2『スイート・ホーム殺人事件(旧版)』クレイグ・ライス(1944)
3『「老いぼれ腰抜け」亭の純情』マーサ・グライムズ(1991)
4『悪魔はすぐそこに』D・M・ディヴァイン(1966)
5『チャーリー・チャンの活躍』E・D・ビガーズ(1930)
6『女占い師はなぜ死んでゆく』サラ・コードウェル(2000)
7『クライム・マシン』ジャック・リッチー(1958~1982)
8『忙しい死体』ドナルド・E・ウェストレイク(1966)
9『プレーグ・コートの殺人』カーター・ディクスン(1934)
10『ママは何でも知っている』ジェイムズ・ヤッフェ(1952~1968)

ふーむ、短編集が2つもランクインですか。ちょっと意外ですね。短編好きじゃないのに。よっぽど面白かったんでしょう。

さて、堂々の1位は、迷うことなく『試行錯誤』でした。1位ってのはすぐ決まりますねぇ(去年の『ナイン・テイラーズ』といい)。あれだけの量をガッ!と読ませてしまう面白ストーリー&まさにミステリ&バカらしさ&ユーモア……。うぅむ、やっぱりすごい。

2位も自然に決まりました。「旧版」ってのがポイントですよ、いやホント。この小説は、「です、ます」調がすべてを決めるのですよ。

3位は……マイナーさに免じて、というか。復刊を希望して、というか。今年はグライムズ祭だった僕ですが(何しろ77冊中12冊だし)、一番良かったのは、と聞かれりゃこれです。あのラストシーン、大好きです。

4位以降はもうムリヤリ順位を付けています。ディヴァインは今年4つ読んだけど、やっぱり『悪魔~』が一番良かったね。……というか、続けて読まない方がいいんですこの方は。年1冊、ぐらいの方が。『五番目のコード』と迷いましたが……やっぱ『五番目のコード』でもいいような。

5位は古典の傑作。去年読んだ『追跡』も良かったけど、こっちの方が断絶いいね。タイトルが逆の方がいいと思うけど。

6位もあまり知られてないかも。サラ・コードウェルはまだこれしか読んでないんですが、ぜひ来年発掘したい作家さんです。

7位は今年読んだ3つのジャック・リッチー短編集から1つ。やっぱりこれが一番いい。

8位はウェストレイク。最初は『我輩はカモである』の予定だったんですが、こっちの方が良くて、ドタンバでチェンジ。ユーモアたっぷりのオススメ作品。

9位はガッツリ本格派。いやね、『ユダの窓』の方がストーリーはいいんだけど、総合的にはこっちの方が良いんだよねぇ。

10位は短編集。ぜひ読んでほしいです。そして、自分でも推理して犯人当ててみやがれ(1つは出来た)。


という具合でございました。読みましたね~。未来の受験生の皆さん、ダメですよ本なんか読んじゃ。

来年は古典に結構手を出す気がします。クイーンの「国名シリーズ」はまだ『ローマ』しか読んでないし、シムノンやクロフツの面白さってのも理解してみたいですね。
また、今年がグライムズ祭なら、来年はたぶんエリス・ピーターズ祭です。シリーズというのはどうも読んでしまうからいかん。
そして、クリスチアナ・ブランドとレジナルド・ヒルにちょっとウェイトをかけてみたいです。ブランドはまだ未読だし。

とまあこんな感じで。

それでは皆さんよいお年を~p(^^)q

2008年に読んだミステリ・ベスト10! - 2009.07.04 Sat

今はもちろん2009年真っ只中ですが、ちょうど2008年の後半に読んだミステリのレビューが終わったので、ここらで去年作っといたベストテンを紹介します。

2008年に出版された本というわけではありません、あしからず。話題作を必ずしも読んでませんから(例えば『フロスト気質』とか)非常に個人的なものです。ちなみに、国内作家のは2.3人しか読んでませんので、海外作家のみで扱います。

ついでに、1作家1作品にしました(そうしないとデクスターとかランク大量に入っちゃうし…)

それでは発表します!



1位 『ナイン・テイラーズ』ドロシー・L・セイヤーズ

    総合評価 S(感動レベル) ミステリ性 A(感心レベル)

    作品全体の雰囲気が素晴らしい、ぜひ一読の傑作。これを読まなきゃミステリは語れない

2位 『時の娘』ジョセフィン・テイ

    総合評価 A(傑作レベル) ミステリ性 C(一応レベル)

    歴史ミステリの秀作、史実に基づいた歴史の旅を楽しめる

3位 『冬そして夜』S・J・ローザン

    総合評価 A(傑作レベル) ミステリ性 B(納得レベル)

    グイグイと分厚さを気にせず一気に読めるハードボイルド風

4位 『死者たちの礼拝』コリン・デクスター

    総合評価 B(優秀レベル) ミステリ性 S(驚愕レベル)

    二転三転するプロットはまさにデクスターならでは

5位 『「禍いの荷を負う男」亭の殺人』マーサ・グライムズ

    総合評価 B(優秀レベル) ミステリ性 A(関心レベル)

    どこかほのぼのとした空気漂う、気軽に楽しめるミステリ

6位 『トレント最後の事件』E・C・ベントリー

    総合評価 B(優秀レベル) ミステリ性 S(驚愕レベル)

    まぎれもない古典的名作だが、古臭さを感じさせない面白み

7位 『チャーリー・チャンの追跡』E・D・ビガーズ

    総合評価 B(優秀レベル) ミステリ性 A(感心レベル)

    黄金期の中でも出来のいい、純粋な推理小説

8位 『九マイルは遠すぎる』ハリイ・ケメルマン

    総合評価 C(娯楽レベル) ミステリ性 A(感心レベル)

    理論でひたすら攻めるミステリファンに勧める短編集

9位 『バースへの帰還』ピーター・ラヴゼイ

    総合評価 C(娯楽レベル) ミステリ性 A(感心レベル)

    トリック・ユーモア・意外性というまさにイギリス現代本格派

10位 『腰ぬけ連盟』レックス・スタウト

    総合評価 C(娯楽レベル) ミステリ性 B(一応レベル)

    ウィットに富んだ会話溢れる黄金期の本格物


こんなところです。

基本はミステリとしてではなく、単に面白かったかどうかを考えました。まぁ、両方兼ねそろえている方が評価はグッと上がりますが。

この「~レベル」というのはあんまり意味はありません(汗)ランキングつけるのってどうも難しくて、こうやってレベルでも決めないとなかなか難しんですよ。基本は全作品Aですから、ここでのABCはあくまで10位の差をみるためです。

しかし、やっぱり『ナイン・テイラーズ』は断トツでしたね。面白さが全然違います。読んでいない人は、ぜひ手にとって見てください。

デクスターとかスタウトは2007年から読みだしていて、どちらも大好きな作家さんです。ただ、めぼしいのはもう2007年に読んでしまったかも…。デクスターは『森を抜ける道』『死はわが隣人』、スタウトは『編集者を殺せ』の方が優れているという気がします。

マーサ・グライムズは12月に読んだんですが、今の僕はまさにグライムズ祭で読んでぱっかりです。今年のランキングではシリーズのどれが入るのか非常に楽しみです。

ラヴゼイとか、ここには入っていないレジナルド・ヒルはイギリス現代本格の代表ですが、まだほとんど読んでいません(ヒルに限っちゃ一冊だけだし)。今年はその辺を充実させていきたいですね。あとは、『矢の家』とか『赤毛のレドメイン家』みたいな古典もよさそうだよな…。いや、そもそもまだクイーンもカーもほとんど読んでないし…。

それでは今日はこの辺で。

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Author:ヨッシー
クリスティ、デクスター、グライムズ、ディヴァインが好きな、ヨッシーことTYこと吉井富房を名乗る遅読の新社会人が、日々読み散らかした海外ミステリ(古典と現代が半々くらい)を紹介する趣味のブログです。ブログ開始から7年になりました。ちなみにブログ名は、某テンドーのカラフル怪獣とは全く関係ありません。
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