シャーロット・アームストロング名言2

2018-06

『盗まれたフェルメール』マイケル・イネス - 2018.06.20 Wed

イネス,マイクル
盗まれたフェルメール
『盗まれたフェルメール』マイケル・イネス

殺された画家、盗まれた絵画。フェルメールの絵をめぐり展開するサスペンスとアクション! スコットランドヤード警視監アプルビイが事件を追う!(本書あらすじより)

うーん、ギリギリ面白い……かな? 要するに謎解きミステリではなく、ファンタスティックな冒険小説であり、一部のホームズ譚に近いものを感じます(「青い紅玉」とか)。ただ、いかんせん、この長さを維持できるだけの楽しさがあるかというと、ちょっと微妙な気がするのです。

最近亡くなったとある画家の追悼展覧会中に、彼の遺作が盗まれてしまう。また、アプルビイ警視監の貴族の友人は、フェルメールの絵画を盗まれたばかりだった。2つの盗難の関係は? 複数の思惑、複数の窃盗団が入り乱れる中、アプルビイとその妻ジュディスは事件に巻き込まれていくが……。

絵を巡って様々な企み展開されることもあり、話は結構複雑です。絵を盗む理由の部分はなかなか面白いと感じましたし、この複雑な事件が最後一気に収束するのも大きな見どころでしょう。
ですが、本書のメインは後半の冒険小説パートなんですよね。特に、アプルビイ警視監の妻ジュディスは、後半のほぼ主人公と言ってもいいくらい。自ら捜査してみようと行動し、さらに夫の行方を調べるべく駆け回る活躍が楽しいです。ラストのあの人の登場はちょっと笑ってしまいました。
……と、部分部分だけ取り出せば面白かった気がしないこともないんですが、全体的に、その、そんなに面白くないというか、別にそれほどの作品でもないというか、全く満足していない自分がいます。単純に読み物としてパンチが足りないのです。イネスの文章のユーモアが合わないのか、ストーリーの緩急の付け方が合わないのか。うーむ。

というわけで、『ソニア・ウェイワードの帰還』もそうでしたが、イネス、どうも合わない気がするんだよなぁ。『ある詩人への挽歌』は傑作だったけど。とりあえずは本格テイストの強い作品から読んでみたいので、次は『ハムレット復讐せよ』と『アリントン邸の怪事件』に挑戦してみたいですね。

書 名:A Private View (1952)
書 名:盗まれたフェルメール
著 者:マイケル・イネス Michael Innes
訳 者:福森典子
出版社:論創社
     論創海外ミステリ 205
出版年:2018.02.28 初版

評価★★★☆☆
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『乗客ナンバー23の消失』セバスチャン・フィツェック - 2018.06.18 Mon

フィツェック,セバスチャン
乗客ナンバー23の消失
『乗客ナンバー23の消失』セバスチャン・フィツェック(文藝春秋)

乗客の失踪が相次ぐ大西洋横断客船“海のスルタン”号。消えた妻子の行方を追うべく乗船した敏腕捜査官の前に現れる謎、謎、謎。錯綜する謎を解かないかぎり、ニューヨーク到着まで逃げ場はない。無数の謎をちりばめて、ドイツ屈指のベストセラー作家が驀進させる閉鎖空間サスペンス。(本書あらすじより)

最近全然更新できていなくてすみません。いや、書きたい気持ちはあるんですけど、時間がマジで……社会人きっつい……。
さて、『アイ・コレクター』以来のセバスチャン・フィツェックです。新本格好きもイケる、かなり攻めたサイコ・サスペンスの書き手、というイメージ。
全体的には結構楽しめました。骨子だけ抜き出せば案外無難な話を、味付けや彩りでサイコ感とサスペンス感を演出している、という印象。ただ、久々に「最後いらない」という感想を持ちました。こういうのはもういいよ……いや好みの問題だろうけど……。

かつて妻子を船で亡くした過去を持つ囮捜査官マルティンは、自暴自棄になり、自らの身を全く顧みない無茶な捜査を続けていました。そんな中、妻子の死亡事件に関係する情報を持つという電話を受け、彼は豪華客船〈海のスルタン〉号に乗り込むことになるのですが……。

閉鎖的な超豪華客船で繰り広げられるサスペンス。ぐいぐい読者を引っ張っていく様は『アイ・コレクター』よりはるかに上でしょう。先読み不可能な展開の連続、次々と起きる事件、ちらつく犯人の影とエグすぎる監禁描写(虫……)などなど、とりあえず読んでいて抜群に先が気にりますし、一切だれません。適度に意外な犯人も示され、サスペンスとしては合格点ではないでしょうか。主人公マルティンが、めちゃくちゃベタな「過去を引きずる巻き込まれ型中年捜査官」感全開で、もはや狙ってるとしか思えない、使い捨て主人公っぽさがあるのは気になるけど……。

で、いったん完結したのち、後書きを挟み、まさかのエピローグが待ち構えているのですが……こ、これいる?? 普通に後書き前の時の方が、満足感が高かった気がするんですけど……。エピローグでここまで評価が下がるのも珍しいです。このモヤモヤ感、新本格とかでよくあるやつだ……(叙述とかではなく)。
なんというか、読者を手玉に取れさえすれば何でもいいんだぜ、みたいなスタンスは、すごいとは思うんですよ。メタっぽい面白さとか含めて、これが魅力なのは分かります。分かりますが、明らか付けたし感が強すぎると、もうね、何も言えねぇよ……。

というわけで、フィツェックは気になる作家ではあるんですが、どうも自分の求めるのとは違う気がするんだよなぁ。ただでさえサイコさんは好きじゃないし。とりあえずは『治療島』『ラジオ・キラー』を読んでから、ということなんでしょうか。

原 題:Passagier 23 (2014)
書 名:乗客ナンバー23の消失
著 者:セバスチャン・フィツェック Sebastian Fitzek
訳 者:酒寄進一
出版社:文藝春秋
出版年:2018.03.30 1刷

評価★★★☆☆

『逆向誘拐』文善 - 2018.06.09 Sat

文善
逆向誘拐
『逆向誘拐』文善(文藝春秋)

国際投資銀行A&Bから機密データが“誘拐”された。データが公開されれば新たな金融危機が起こりかねない。データにアクセスできたのは、大手ソフトウエア開発会社クインタス担当のアナリストたちのみ。とばっちりでアナリストたちと一緒に軟禁状態にされた情報システム部の植嶝仁は、一歩間違えば父親が率いる財閥までが巻き添えを食うと知り、“誘拐犯”の正体を暴こうとするが……。(本書あらすじより)

中国語の作品を対象としたミステリ新人賞である島田荘司推理小説賞。第1回受賞作が寵物先生『虚擬街頭漂流記』、第2回受賞作が陳浩基『世界を売った男』、第3回受賞作が胡傑『ぼくは漫画大王』と文善『逆向誘拐』でした。ザ・新本格、みたいな作品が受賞するこの賞、デビュー作は訳されてもその後が続かないよなーと思っていましたが、昨年陳浩基の『13・67』が日本で超評価されまくったわけで、まだまだ展開が期待できそうです。
さて、このうち第3回はクラウドファンディングにより日本での発売が目指され、2016年5月に『ぼくは漫画大王』が先に出版されたわけですが、2017年8月にようやく『逆向誘拐』も翻訳出版されました。ちなみに自分もこのクラウドファンディングに参加し、その際『逆向誘拐』を希望していたので、去年の秋ごろにちゃんと到着しました……実家に。お正月に回収してきて、ようやく読めたわけです。
で、送ってもらったのにこんな感想を言うのもマジでアレなんですけど、いやこれは微妙だ……。ネタは本当に良いだけに、他が全部ダメすぎなのがつらいです。

本書のテーマはいわば「データ誘拐」。ばらされたら困るデータを盗まれた会社は、誘拐犯の指示に従わざるを得なくなる、という状況を描いたものです。主人公は事件にたまたま巻き込まれた、冷静沈着極まりない、情報システム部の植嶝仁。また、捜査官である唐輔警部の視点になることも多いですね。情報漏洩を防ぐためカンヅメ状態が続くなか、主人公らは誘拐犯の狙いを見破ろうとします。

誘拐物で、警察が無能だったり、サスペンス味が(データ誘拐物だとは言え)ゼロだったりすると、いろいろ致命的なんだなというのがよく分かる作品でした。特に前者がひどいですね……警察視点が結構多いだけに、警察が無能なのはストレスでしかないっていう……。また後者についても、軟禁状態でも黙々と仕事を行う登場人物たちを見ていては、誘拐があった雰囲気すら感じられません。
そもそも、小説そのものがあんまり上手くないんだろうなぁ、と思ってしまうんです。だからサスペンスも書けないし、登場人物を上手く動かしきれてないし、本筋と関係ないサイドストーリーも上手く絡められないし、エンディングも締まらないという。誘拐の目的というか、誘拐ネタそのものはすごく好きなんですが、何より欠点が多すぎます。まぁ、それが新本格だって言われれば、そうかとしか言いようがないんですけど……(新本格に対する偏見)。
これ、この賞の受賞作決定方法が、中国語を読めない島田荘司が、各作品の梗概だけ読んで決めるせいなんじゃないかな、って思っちゃうんですよ。だからネタしか評価できないような作品が出てきちゃうという。最終候補作がそもそも少ないせいもあるかもしれませんが。

というわけで、感想もこのくらいで。第3回受賞作を比べるなら、『ぼくは漫画大王』の圧勝かな、と思います。

評価★★☆☆☆

『ソーンダイク博士の事件簿 Ⅰ』『白い白骨』オースチン・フリーマン - 2018.06.07 Thu

フリーマン,オースチン
ソーンダイク博士の事件簿 Ⅰ 歌う白骨
『ソーンダイク博士の事件簿 Ⅰ』オースチン・フリーマン(創元推理文庫)、『白い白骨』オースチン・フリーマン(嶋中文庫)

数多登場したホームズのライヴァルたちの中で、もっとも重要な存在が法医学者で弁護士のソーンダイク博士である。生みの親フリーマンの功績の一つは、倒叙推理小説と呼ばれる形式を発明したこと。まず犯行の詳細が物語られ、それを名探偵がいかに解明していくかが綴られる。その記念すべき第一作となった短編集『歌う白骨』を軸に、ソーンダイク博士の活躍を描く八編を収めた。(創元推理文庫・表4あらすじより)
霧深き洋上で忽然と消えた灯台守。やがて死体で発見された男を前にして、科学捜査の七つ道具を納めた、法医学博士ソーンダイクの緑色の小型トランクが開かれた……。物語前半で犯人を明かし、後半で完全犯罪のほころびを暴いていく“倒叙推理小説”と呼ばれる形式をはじめて試みた、フリーマンの代表的短篇集。(嶋中文庫・表4あらすじより)

シャーロック・ホームズと同時代に発表された短編の探偵たち、通称「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」の中でも、特に評判の良い、オースチン・フリーマンのソーンダイク博士を初めて読みました。なんか、科学捜査とか倒叙とか興味ないし……みたいな理由で敬遠していたのですが……えっ、めっちゃ面白い……。
結論から言うと、ソーンダイク博士の倒叙物は確かに面白かったです。それはもう、びっくりするぐらい面白くて、同時代の他の短編と、はっきり一線を画すレベル。一方、それ以外の通常の探偵小説は、どちらかと言うとダメな方の「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」に属するように思いました。読んでいて全然面白くないし、感心もしないやつ。ホームズの方が百倍ワクワクするぜ、みたいな。

まず、書誌情報から。1912年に発表され、クイーンの定員にも加えられているフリーマンの短編集『歌う白骨』は、いわばソーンダイク博士の倒叙ばかりを集めた作品集となっています。収録作は以下の通り。
「オスカー・ブロズキー事件」(The Case of Oscar Brodski)
「計画された殺人」(A Case of Premeditation)
「反抗のこだま」(The Echo of a Mutiny)
「落魄紳士のロマンス」(A Wastrel's Roamnce)
「老いたる前科者」(The Old Lag)
嶋中文庫『歌う白骨』はこれの完訳版です。なお、「老いたる前科者」のみ、非倒叙。

一方、創元推理文庫版『ソーンダイク博士の事件簿Ⅰ』の収録作がこちら。
「計画殺人事件」 (A Case of Premeditation)
「歌う白骨」(The Echo of a Mutiny)
「おちぶれた紳士のロマンス」(A Wastrel's Romance)
「前科者」(The Old Lag)
「青いスパンコール」(The Blue Sequin)
「モアブ語の暗号」(The Moabite Cipher)
「アルミニウムの短剣」(The Aluminium Daggar)
「砂丘の秘密」(A Mystery of the Sand-Hills)
『歌う白骨』-「オスカー・ブロズキー事件」+その他の短編、という感じ。その他の短編に倒叙はありません。つまり、フリーマンの倒叙短編は、『歌う白骨』中の4編しかないということですね(びっくり)。

さて、いわゆる科学捜査の始祖としてソーンダイク博士を見ると、正直読んでいてつまらないんです。警察がずさんな一方、現場保存にこだわるソーンダイク博士が最新のガチ科学捜査によって捜査する、以上、みたいな。現場保存を叫ぶだけで周りから苦笑されるレベル(リンカーン・ライムなら激怒してる)。後から後から科学捜査の証拠が出てくるので、(ホームズ同様)フェアでもないし、今となっては最新でもないし。とにかくダメな古典っぽさが前面に出ているのが非倒叙物です。

ところが、倒叙物になると、急に上手いんです。ソーンダイク博士が科学捜査で調べる証拠が、犯人の犯行パートできちんと登場するのでフェアに感じられるし、これが手がかりになるのか!という王道倒叙的な面白さもあります。ワトスン役のジャーヴィスも、非倒叙よりも比較的有能なのも良いですね。
さらに倒叙物4編とも「犯人が暴かれ逮捕されて終わり」というエンディング、ではない、という点がめっちゃ素晴らしいのです。何かしらの形で変化球のラストが用意されているせいで、(古典短編としては珍しく)物語性が大いに高まっていて読ませます。ソーンダイクが警察官ではなく素人探偵である、という設定がしっかりと生きているんです。
こういった話作りで言えば、例えばアブナー伯父シリーズなどとも共通するんでしょうが、なんといっても「倒叙」であるというのが生きてるんですよ。時として探偵・警察がすべてを把握しないまま終わる、という書き方すら出来てしまうわけだし。

代表作とされる世界初の倒叙「オスカー・ブロズキー事件」は、犯人と警察のずさんさが目立ちすぎるし、「歌う白骨」は死因がもろなのでやや劣ります(でも「歌う白骨」はパイプ談義とラストは良い)。緻密な計画犯罪が見事打ち砕かれる「計画殺人事件」と、作者の良い話好みが思いっきり出た「おちぶれた紳士のロマンス」が完璧です。ぜひご一読を。

というわけで、思ったより楽しめたソーンダイク博士なのでした。ちなみに創元も嶋中(元は中公の全集)も大久保康雄訳ですが、かなり訳文には手を入れているっぽいです……が、読み比べるつもりはありません(笑)

原 題:The Casebook of Dr. Thorndyke Vol. I (1908~1924)
書 名:ソーンダイク博士の事件簿 Ⅰ
著 者:オースチン・フリーマン R. Austin Freeman
訳 者:大久保康雄
出版社:東京創元社
     創元推理文庫 Mフ-3-1
出版年:1977.08.19 初版
     1992.12.18 10版

原 題:The Singing Bone (1912)
書 名:歌う白骨
著 者:オースチン・フリーマン R. Austin Freeman
訳 者:大久保康雄
出版社:嶋中書店
     嶋中文庫 M-1-6
出版年:2004.12.20 1刷

評価★★★★☆

『アベルVSホイト』トマス・ペリー - 2018.06.03 Sun

ペリー、トマス
アベルVSホイト
『アベルVSホイト』トマス・ペリー(ハヤカワ文庫NV)

元刑事のアベル夫妻は、現在私立探偵として日夜活躍していた。ある企業から未解決事件の真相究明の依頼を引き受けた彼らは、調査中に激しい妨害に遭遇する。それは謎の人物に雇われた殺し屋夫婦、ホイト夫妻からの襲撃だった。探偵VS殺し屋! プロフェッショナル同士の知略を尽くした激しい攻防の幕が切って落とされ……。この事件の裏にはいったい何が隠されているのか? 実力派作家のノンストップ・アクション・スリラー!(本書あらすじより)

いや、序盤は面白かったはずなのに……言っちゃなんだけど結構微妙では……。
かつて、文春文庫などから出ていたトマス・ペリーですが、クライブ・カッスラーとの共著を除けば、17年間新作の紹介が途絶えていました。この度、ハヤカワ文庫から初登場!ということなのですが、ぶっちゃけ今までトマス・ペリーの名前を認識していなかったという。

元刑事であるアベル夫妻が、私立探偵としての仕事中に、プロの殺し屋、ホイト夫妻に命を狙われるという、めちゃくちゃ分かりやすいあらすじ。『Mr.&Mrs. スミス』っぽい(観てないけど)。この戦いの中で、アベル夫妻は依頼された事件の裏を探ります。一方、ホイト夫妻も、妙な状況に陥ることになるのですが……。

200ページまでは探偵夫妻VS殺し屋夫妻のガチバトル。頭悪そうな展開の連続に、こういうの読みたかったんだぜ感が満載です。殺し屋のホイト夫妻が手段を選ばなすぎなので(街中で普通に銃撃戦が始まるレベル)、アベル夫妻もある程度偶然に頼らないと即死んでしまうレベル。と、ここまでは結構面白いのです。
ところが、途中からアクションは雑に勝っちゃうし、私立探偵の捜査物としても不十分だし、依頼人の正体も規模の割にしょぼいし、最後のバトルに関しては何か読み飛ばしたのかとすら思う駆け足っぷりで、こう、物足りなさがハンパじゃないのです。最後の共闘も、もちろん王道の展開なのですが、そこに至る経緯も戦闘自体もすごい雑っていうか。こういうオフビートっぷりが魅力なんでしょうが、いろいろ最後まで書ききっていない感じが、個人的には気持ち悪いです。

というわけで、探偵夫婦VS殺し屋夫婦という設定だけなら最高だったんですが、どうもストーリーがそれに追いついていないなぁという残念な作品でした。昔の作品も読もうと思ったんですが、むしろ何がオススメなのかなぁ。

原 題:Forty Thieves (2016)
書 名:アベルVSホイト
著 者:トマス・ペリー Thomas Perry
訳 者:渡辺義久
出版社:早川書房
     ハヤカワ文庫NV 1428
出版年:2018.02.25 1刷

評価★★★☆☆

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ヨッシー

Author:ヨッシー
クリスティ、デクスター、グライムズ、ディヴァインが好きな、ヨッシーことTYこと吉井富房を名乗る遅読の新社会人が、日々読み散らかした海外ミステリ(古典と現代が半々くらい)を紹介する趣味のブログです。ブログ開始から7年になりました。ちなみにブログ名は、某テンドーのカラフル怪獣とは全く関係ありません。
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