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シャーロット・アームストロング名言2

2020-04

『グルブ消息不明』エドゥアルド・メンドサ

 - 2020.04.09 Thu
メンドサ,エドゥアルド
グルプ消息不明
『グルブ消息不明』エドゥアルド・メンドサ(はじめて出逢う世界のおはなし―スペイン編)

特別な任務を帯びてバルセローナにやってきた二人組の宇宙人のひとり「グルブ」が、国民的ポップスターのマルタ・サンチェスの姿をまとったまま行方不明となった。そこでもう一方の宇宙人「私」は、相棒グルブを捜すためにオリバーレス公伯爵やゲイリー・クーパーなどに姿を変え街に出ることにした。やがて老夫婦の経営するバルに通うようになり、人間とふれあい、酒を楽しみ、恋もする……。オリンピック開催直前のバルセローナの活気と混沌をユーモラスに描いたSF風小説。(本書あらすじより)

「これ絶対あなた好きだから読みなさい」と言われたので、手に取った本。Twitter文学賞とかでタイトルを聞いたことはありました。っていうかなんだこのかわいい版型は。
この作品を知らなかったという人、一度上記のあらすじを読んでみてください。こういう話ですよ、えぇ。いやーもう、本当にくだらない。宇宙人が地球に来て色々なものを見聞きするという、SF……っぽいけどガバガバなSF風ユーモア小説。地球人のことを分かっているようで分かっていないめちゃくちゃな宇宙人を笑っていたら、いつの間にか人間のことを笑っていた……みたいな話です。

物語が、何時何分に○○をやった、みたいな記録形式の文章なのですごく読みやすいです。しかもいちいち何をやったかを全部記録しているんですが、
「10:30 飲みすぎてゲロを吐いた」
「10:32 飲みすぎてゲロを吐いた」
「10:34 飲みすぎてゲロを吐いた」
みたいに、延々と同じことを繰り返す宇宙人の行動が超面白いんですよ。作者曰く、本書の発表当時(1990年)実装されたばかりのパソコンのコピペ機能を見て、書いてみたんだとか(なんじゃそりゃ)。人間に興味があるのに、やることなすこと極端な宇宙人の行動は、周囲に迷惑をかけまくっていて、もうあまりにも酷い……(でも銀行口座のデータ改ざんにより得た大金で解決するので、誰も怒っていないし平和)。

この記録文の中で描かれていく、どこか寂しく、どこか哀愁の漂う宇宙人がすごくいいんです。なんかこう、優秀なのに必死で、何一つ周りに良いことをもたらさない宇宙人が、最後しっかり生きていこうとしているこのラスト、めっちゃ良くないですか。

もちろん、人間社会に対する風刺とか皮肉とか、そういう要素もあるにはあります。ですが、とりあえずそういうものは置いておいて、気軽に読んでクスクス笑ってほしい良い小説です。ヘンな話が好き、という自覚がある人はぜひ。

原 題:Sin noticias de Gurb (1990)
書 名:グルブ消息不明
著 者:エドゥアルド・メンドサ Eduardo Mendoza
訳 者:柳原孝敦
出版社:東宣出版
     はじめて出逢う世界のおはなし―スペイン編
出版年:2015.07.10 初版

評価★★★★☆
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『天使は黒い翼をもつ』エリオット・チェイズ

 - 2020.04.05 Sun
チェイズ,エリオット
天使は黒い翼をもつ
『天使は黒い翼をもつ』エリオット・チェイズ(扶桑社ミステリー)

ホテルで抱いた女は、三日して部屋を出るとき、俺と一緒だった。最初は、南へ向かう旅の途中で捨てるつもりだった。だが、「悪い金なんてない」と言い放つ女には見るべきものがあった。俺には計画があった。一緒に脱獄するとき命を落とした仲間が残した、とびきりのヤマが。そして、計画には相棒が必要だ……。80年代に再発見され、「完璧なる強盗小説」と激賞された究極のノワールが、ついにそのヴェールを脱ぐ。故・小鷹信光氏が心から愛した破滅と愛憎の物語を魂に焼き付けよ!(本書あらすじより)

扶桑社が定期的に発掘してくれる、クラシックなパルプ・ノワール。ジム・トンプスンはもちろん、3年前にはチャールズ・ウィルフォード『拾った女』なんかが話題になりました。というわけで今回も期待していたのですが……うーん、なんかハマれなかったんだよなぁ。

とある犯罪を計画している男ティモシーは、ある日ホテルで抱いた商売女ヴァージニアを心から気に入ってしまう。彼女のことを信用してはいけないことを理解しつつも、ティモシーはヴァージニアを計画に引き込むことにする。果たして二人の犯罪は、そして愛は、どこに向かってしまうのか……。

クラシカルなファム・ファタルもの。典型的な「終わり」に近付いていくクライム・ノベルであり、ノワールですが、主人公と女の関係が絶妙であるせいか、なかなか読み心地が面白い作品となっています。
ティモシーが出会った女ヴァージニアは、ティモシー自身もヴァージニア本人も言うように、全く信用できない女性です。裏切るし、邪魔をするし、面倒を呼び込む、まさに悪女。ティモシーは結局彼女を愛してしまうわけですが、反対に彼女がティモシーをどこまで好きなのかというと、これもよく分かりません。
ただ、ティモシーとヴァージニアの関係を語る上で最も特徴的なのは、二人が最後まで「離れない」ということなのです。二人が出会ったことで間違いなく破滅が訪れてしまうにもかかわらず、この二人の間にしかあり得ないような形の愛が、ここにはあるのです。つまり、『天使は黒い翼をもつ』は、めちゃめちゃ変化球な恋愛小説なんですよ。それ故に、果たしてヴァージニアを単なる悪女と言い切っていいのか……というとすごく微妙。ティモシーを手玉にとって騙すだけの女、みたいなイメージとはかなり違うわけです。

……とここまで好意的に書きましたが、やっぱりそこまでハマれないまま終わってしまったのです。ノワールらしいオフビートな展開(犯罪小説部分が大事なのにめっちゃ飛ばし気味だったりとか、時間の経過とかが不規則だったりとか)のクセが強いから、というわけではありません。そもそも、ティモシーとヴァージニアがなぜこうも破滅に向かうのか、お互いから離れられないのかが、あんまりピンと来なかったせいだと思うのです。ミステリに感情移入は必ずしも必要ではないですけど、なんかこう、納得はしたいっていうか……いや自分がただ納得出来ていないだけなんですが……。
あと、文章もちょっと苦手だったかもしれません。翻訳どうこうではなく、元の文の問題。トンプスンみたいな勢いとか、パルプっぽい雑さとかがあんまりなくて、文学志向なのか計算なのか分かりませんが、なんかこう、硬かったんですよ。言い方は悪いですが、狙ってノワールやってる感っていうか……(いやそんなことないんでしょうが)。

というわけで、話に最後まで乗り切れず、どちらかと言うと平凡な作品かなぁ、という気持ちのまま読み終わってしまいました。残念。この作品が再評価される理由もすごくよく分かりますし、最後の猛展開とかもそりゃすごいとは思うんですが、もっとこう、今の自分が熱っぽいノワールを読みたかったということなのかな。ワガママですけどね。

原 題:Black Wings Has My Angel (1953)
書 名:天使は黒い翼をもつ
著 者:エリオット・チェイズ Elliott Chaze
訳 者:浜野アキオ
出版社:扶桑社
     扶桑社ミステリー チ-2-1
出版年:2020.01.10 初版

評価★★★☆☆

『連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集』連城三紀彦

 - 2020.04.02 Thu
国内ミステリ
連城三紀彦レジェンド2

『連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集』連城三紀彦(講談社文庫)

逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、連城三紀彦を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。“誘拐の連城”決定版「ぼくを見つけて」、語りの極致「他人たち」、最後の花葬シリーズ「夜の自画像」など全6編。巻末に綾辻×伊坂×米澤、語りおろし特別鼎談を収録。(本書あらすじより)

先日、大学のサークルの先輩と久々にご飯を食べた際に、
自分「ホワイダニットの面白さが分からない」
先輩「じゃあ連城を読め」
ってなわけで、先輩から借りて読んだのですが……面白いとかつまらないとかではなく、色々と考えました。以下、思いつくままにつらつらと書きますが、ツッコミどころとかあっても勘弁してください。国内ミステリ初心者の妄言です。

さて、ホワイダニットで読者に驚きを与えようとしするために、連城三紀彦が多用するのが構図の反転なのだと思います。最初見えていたのとは違う景色を最後に読者に見せることで、この人がこういう理由で!みたいな意外性を成立させるわけです。たぶん。
でも構図がガラッと変わるミステリ、自分はちょっと苦手なんです。苦手というより、そんなに驚けない。多分、いくら伏線を張って「あの時ああ見えていたやつが実はこう解釈できる!」と種明かしをしたところで、元の構図に納得してしまっていると気持ちよくないというか、そう言われたらそうなんでしょう、と思ってしまいがちというか(伝われ)。

だから、この作品集の中では「白蘭」がダントツで好きなのかもしれません。反転自体には、正直「え、そこまでやる?」と強引さは感じますが、反転したことそのものに対する登場人物のリアクションがあるおかげで、「読者の見えてなさ」が「語り手の見えてなさ」ときれいにリンクしているからかなぁ、と。

反転させるのってやっぱり難しくて、結局読者がそこまで読んできたことを全部否定するわけですから、かなりの説得力とストーリーが必要になるわけです。反転前をちゃんと否定しておかなきゃ、やったもん勝ちみたいになっちゃうし(自殺か他殺か、みたいな二択ミステリとも共通する問題かも)。
だから、反転した後の真相に、その時代特有の動機みたいな特殊設定ミステリ的な要素がさらに追加されちゃうと、それこそ「そう言われたらそうなんだろうなぁ」となっちゃうんです、自分は。だから、あんまり驚けないのでは……とかね、読みながら色々考えましたよ(今超適当なことを思い付くままに書いているので、頼むからdisらないでください)。

さて、個別の感想を簡潔に。「白蘭」はマジで傑作でした。


「ぼくを見つけて」(1989)
変則誘拐物。誘拐された子供から警察に電話があり、何が起きているのかがだんだんと分からなくなってきて、最後に刑事がぴたっとすべてをはめ込みます。すごく昭和ミステリっぽい(平成元年の作品ですが)。話の持って行き方が絶妙で、シンプルに上手い短編です。

「菊の塵」(1978)
ホワイダニットを勉強したいと言ったら、まず「菊の塵」を読めとめちゃめちゃ言われて、そもそもこの本を借りたのです。が、ホワイというより普通にハウダニットじゃないか、と思いながら読んでいました(いや普通にってなんだよって話なんですけど)。
うーん、明治だろうが古代中国だろうが異世界だろうが、その時代その場所でしか成立しない事件の動機って、どう読んでどう感じればいいのか分からなくて、苦手だ……。

「ゴースト・トレイン」(1987)
トリックどうこうというより、人間の話。むしろ赤川次郎「幽霊列車」の裏にこういう物語を作った、というところが面白いです(「幽霊列車」はたしかマンガで読んだはず。「幽霊列車」自体のトリックは完全に忘れていたのでググって思い出しました)。

「白蘭」(1988)
上方の二人の漫才師の奔放な人生が、とにかく読ませます。ミステリとしても何かやるだろうとは思っていましたが、こちらの予想を上回るひねりをきれいにかましてくるところに好感が持てます(殺人とか起きねぇよ、と作者が言わんばかりに、二人が最後どうなるかを最初から明かしてくるのも、読者を「じゃあ何が起こるんだろう」とじらせることになっていて、上手いんだよなぁ)。何より語り口が断トツで良いんです。

「他人たち」(1992)
現代の一般家庭(でもないけど)を舞台に、犯罪小説らしい企みを少女が行ったら……?という、非常にむなしい話。一番どんでん返しとかそういうのがない作品でした……という感想を持っている時点で、「構図の反転」をミステリの要素としてちゃんと捉えていないんでしょうね、自分は。

「夜の自画像」(2008)
ネタは悪くはないんですが、見せ方がというか明かし方がバタバタしていて、なんとなくガチャガチャした作品という印象です。伏線がやや足りないのと、最後の最後の反転を入れたせいで、二択ミステリなのにじゃあ真相はどっちからも見られるじゃん、と思ってしまうせいかも。

書 名:連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集(1978~2008)
著 者:連城三紀彦
出版社:講談社
     講談社文庫 れ-1-12
出版年:2017.09.14 1刷

評価★★★★☆

『陰謀の島』マイケル・イネス

 - 2020.03.31 Tue
イネス,マイクル
陰謀の島
『陰謀の島』マイケル・イネス(論創海外ミステリ)

ロンドン市内でルーシーという娘が行方不明になり、ハロゲイトの田舎町では馬車馬が盗まれ、ホーク・スクエアでは一軒家が丸ごと盗まれた。相次ぐ不可解な事件の捜査を担当する事になったアプルビイ警部は、事件の影に暗躍する魔女の存在を知り、盗まれた物が南米大陸に集められている事をつきとめた。秘密施設〈ハッピー・アイランド〉へ乗り込んだアプルビイは、そこで世界規模の陰謀が進行している事を知る……。(本書あらすじより)

最近せっせとブログを更新しているのはいいとして、あんまり褒めている本がないような……しかも今回もだから申し訳ないんですけど。
さてイネス。何やら『陰謀の島』は殊能将之が絶賛した変な話らしいと聞いてはいたのですが……えぇ、なんなんだこれは……ジョン・ブラックバーンとかピーター・ディキンスンっぽいというか……。
面白いか面白くないかで言えば、面白くなくはない、みたいな感じです(二択になっていない)。とりあえず、謎解きミステリではありません。強いて言うならジェイムズ・ボンドに近い……のか?(けどスパイ小説でもないし、戦時中とはいえ冒険小説風でもない) とにかくよく分からない、異色作です。

連続少女失踪事件、そして特に価値のない馬盗難事件の捜査が同時に進む序盤は、英国警察小説のルーツであるかのような渋めの展開でとても面白く読めます。ここには明確な解かれるべき謎がありますし、中間管理職らしいアプルビイの面倒な立場なんかも描かれます。読んでいて、デクスターとかヒルとかラウゼイに連なる雰囲気っぽいのをイネスから感じるのは初めてかも。
この二つの事件は、前者はロンドン警視庁のハドスピス、後者はアプルビイによって、それぞれ別々に調べが進んでいきます。この二つがどこかで結びつくんだろうと、読者は当然予測するわけですが、アプルビイのその気付き方があんまりにも強引で笑ってしまいました。王道のミステリを皮肉るかのようなやり方で、こういうのはめっちゃ好きです。

……とか考えていた自分が甘かったのです。以後の展開は、王道からずらしていく(登場人物すら自身でベタをネタにしていく)とか、そういう要素もあるにはありますが、そんなレベルではないのです。第二部以降の奇想としか言いようのない展開は、もう何でもあり。アプルビイがそもそも「警察官」という役回りですらありません。これ、一番近いのは、後のジェイムズ・ボンドの世界じゃないですか。

何が酷いって、世界中からオカルト的なものを集めて謎の島とか作っちゃってる黒幕的な人が出てくるんですが(どういうこと?)、最初の方はアプルビイが「こいつの目的は何だ、まさか〇〇で終わりってことはないだろう」とか考えていたのに、その〇〇で終わりってことですよ。落としどころが「こいつやべぇ」なんですよ。なのに、この『陰謀の島』という作品に漂う独特の空気感がとにかく異様で、客観的に淡々とヤバさが描かれるだけなんです。ツッコミ不在のボケだけのコントみたい。そんなぬるいもんじゃないけど。
悪役をやっつけるところすら、全く読者をはらはらさせません。なぜなら、作者が下手だからではなく、どうせこういう展開になるって読者も思っているでしょ、と作者とアプルビイが考えているし、そう考えていることを読者に隠そうともしないから。王道っぽさをネタにしすぎてメタになるとこうなるのかっていう。

とりあえず、読めます。面白くなくもないです。けど、つまらないと言えばつまらない。どう評価していいかもよく分かりません。個人的には、そういう作品でした。うーん、イネス、『ある詩人への挽歌』以外はそこまで合わないのかな……。

原 題:The Daffodil Affair (1942)
書 名:陰謀の島
著 者:マイケル・イネス Michael Innes
訳 者:福森典子
出版社:論創社
     論創海外ミステリ 244
出版年:2019.12.10 初版

評価★★★☆☆

『正義の四人/ロンドン大包囲網』エドガー・ウォーレス

 - 2020.03.28 Sat
ウォーレス,エドガー
正義の四人/ロンドン大包囲網
『正義の四人/ロンドン大包囲網』エドガー・ウォーレス(Gem Collection)

法では裁けぬ悪人に鉄槌を下す四人の男たち。狙いを定めたのは英国外務大臣だった。ロンドン警視庁の威信をかけた包囲網に果敢に挑むが……最初のベストセラーとなったウォーレスの記念すべき第一作。ミステリ史に残る愛すべき古典的名作。(本書あらすじより)

『正義の四人』、『海外ミステリー事典』で知ってからかれこれ13年ずっと気になっていた本だったのですが、結局スリラーとしてしょぼすぎる作品で、読み終わってめちゃめちゃ悲しい気持ちになりました。1905年発表であることをどれだけ差っ引いても、微妙は微妙。この分だと、『真紅の輪』とかも面白くないのかな……。

正義の名のもとに、悪徳な政治家、事業家、権力者など、世界中の要人を次々と暗殺してきた四人組「正義の四人」。彼らの次なる標的は、英国外務大臣だった。「正義の四人」の予告を受けて、ロンドン警視庁はこの計画を阻止しようとするのだが……。

タイプとしては同時期(よりやや遅め)のルパンに近く、悪人が主人公、警察は敵という、鼠小僧的な義賊ものなわけですが(新聞が煽りまくりで「正義の四人」寄りなのもルパンっぽい)、まずこの「義賊もの」としての構図がぜんぜん上手く見せられていません。四人の掲げる正義がいまいちピンと来ませんし、「悪人」であるはずの外務大臣もそんなに悪人に見えないっていう(今でいう逃亡犯条例的なものを、社会主義者の引き渡しのために制定しようとしているのですが、それくらいで殺しても……感はあります)。むしろ暗殺を防ぐため警察がすごく頑張ってるなぁ、としか思えません。
大胆不敵(笑)な四人の作戦も本当に大したことがなく、暗殺のアイデアも(引っ張った割に)しょぼめ、それを阻止できない警察も超ザコい、という、何とも低レベルな暗殺劇。四人組が暗殺の邪魔になる一般人を普通に殺しちゃうのもマイナス点です。これやっちゃうと、ただのテロリストじゃねぇか……。

ところで、タイトルは「正義の四人」ですが、シリーズ1作目であるこの作品の冒頭で何が説明されるかと言うと、直近の事件で一人死んでしまって実は三人組になってしまったというのです。そのため、この作品はテリー(サイモン)なるスペイン人を暗殺に必要な知識を持っているからということでスカウトするところから始まるわけです。このテリーが、暗殺そのものに最初から最後まで全然乗り気じゃないですし、何なら他の三人ともケンカする始末。脅されて参加させられてる、という方が近いのです。英語も分からず、何にも事情を知らされていないテリーはただただ哀れ。
aga-searchによると、「『正義の四人』と言われるようにメンバーは四人ですが、その構成員については三人は全編を通じていつも同じですが、後の一人は各編違った人物を補足してその人物がどんな人間かを最後まで明かさないやり方を貫いてい」るんだそうです。おそらく2作目以降は、誰が四人目のメンバーなのか?という謎があるのかなぁと予想していますが、確かにそういう要素があった方が面白かろうとは思います。

でもまぁ、オチも酷いし、スリラーとしても盛り上がらないまま終わるし、マジで加点ポイントがありません。ルパン的に四人組をめっちゃ読者に寄せようとも、たぶんしていないし。ある意味シリーズがこの後どうなるかだけは気になるので、うん、ウィキペディアで読みます。

原 題:The Four Just Men (1905)
書 名:正義の四人/ロンドン大包囲網
著 者:エドガー・ウォーレス Edgar Wallace
訳 者:宮﨑ひとみ
出版社:長崎出版
     Gem Collection 7
出版年:2007.06.10 初版

評価★★☆☆☆

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プロフィール

ヨッシー

Author:ヨッシー
クリスティ、デクスター、グライムズ、ディヴァインが好きな、ヨッシーことTYこと吉井富房を名乗る遅読の社会人3年目が、日々読み散らかした海外ミステリ(古典と現代が半々くらい)を紹介する趣味のブログです。ブログ開始から9年になりました。ちなみにブログ名は、某テンドーのカラフル怪獣とは全く関係ありません。
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バトラー,エリス・パーカー (1)
ハナ,ソフィー (2)
バーナード,ロバート (3)
バーニー,ルー (2)
バニスター,ジョー (1)
ハーパー,ジェイン (2)
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パーマー,スチュアート (1)
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バランタイン,リサ (1)
ハリス,トマス (1)
ハリデイ,ブレット (1)
バリンジャー,ビル・S (3)
ハル,リチャード (1)
パレツキー,サラ (1)
ハンター,スティーヴン (2)
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ピーターズ,エリス (3)
ビッスン,テリー (2)
ビネ,ローラン (1)
ビバリー,ビル (1)
ビュッシ,ミシェル (1)
ヒラーマン,トニイ (3)
ピリンチ,アキフ (1)
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ヒルディック,ウォラス (1)
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フィックリング,G・G (3)
フィッシュ,ロバート・L (4)
フィッチュー,ビル (1)
フィニイ,ジャック (5)
フィルポッツ,イーデン (2)
フェーア,アンドレアス (1)
フェイ,リンジー (1)
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フェルナンデス,ドミニク (1)
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プライヤー,マーク (1)
ブラウン,カーター (8)
ブラウン,フレドリック (2)
ブラックバーン,ジョン (1)
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